先週末時点(2019年11月9日)で、ネットネット株は11銘柄でした。
今週はネットネット株にどのような変化が見られたでしょうか?
この記事を通して、どの銘柄が一層割安になっているかチェックすることができます。
当ブログでは、ネットネット株指数が0.67未満の銘柄を昇順(低い銘柄)にランキング公開しています。
ネットネット株指数は、以下の数式で求めます。
ネットネット株指数=時価総額÷正味流動資産(現預金+受取手形+売掛金+完成工事未収入金+電子記録債権+有価証券+投資有価証券-貸倒引当金-負債合計)
一見、複雑で分かりにくいのですが、言い換えれば、
ネットネット株指数=時価総額÷(換金性の高い資産-貸倒引当金-負債合計)
ということになります。
このネットネット株指数が1を割っていれば、企業がすぐに解散しても、株主は利益が得られる可能性が高い状態といえます。
そして、この数値が低ければ低いほど、安全域が厚く確保されていることになります。
目次
先週末と同じ11銘柄がランクインしました。



ランキング1位~4位



ランク1位のササクラ(6303)が0.499→0.518、4位の中部水産(8145)が0.540→0.566と上昇しています。
一方、2位の岩塚製菓(2221)のネットネット株指数は0.551→0.538へと低下して、割安度が増しています。
ランキング5位~8位



8位の昭栄薬品(3537)は自社株買い発表を受けて株価が上昇したため、指数も0.588→0.622へと上がっています。
ランキング9位~11位



11位のシャルレ(9885)は、好決算でしたが、株価は反応せず、指数の変動もありませんでした。
今週で決算を通過した銘柄が多かったものの株価の反応は限定的でした。
その中で、昭栄薬品は自社株買いを発表し、株価が上昇したため、ランキングを下げています。
来週以降、年末ラリーに移行していくか、調整相場となるか、注視してゆきたいと思います。
万が一、調整相場となった場合は、ネットネット株に仲間入りした銘柄を購入したり、保有銘柄の買い増しを行ってゆくつもりです。
今週もお読みくださり、どうもありがとうございました。良い週末をお過ごしください。