こんにちは、シーゲル(@siegelist1)です。
本当に大変な一週間で、投資歴10年程度の私にはかなりハードな日々でした。
これまで、体感的には2015年のチャイナショックの暴落では恐怖を感じましたが、今回の値動きの激しさはそれを上回っているように感じます。
今週末時点での数値を基にネットネット株ランキングを更新しました。
今回は、ネットネット株指数ランキング、ネットネット株の高配当株ランキング、ネットネット株のミックス係数ランキングをアップしています。
来週以降の投資戦略を練る上でお役立てください。
当ブログでは、ネットネット株指数が0.67未満の銘柄を昇順(低い順)にランキング公開しています。
ネットネット株指数は、以下の数式で求めます。
ネットネット株指数=時価総額÷正味流動資産(流動資産-総負債 )
このネットネット株指数が1を割っていれば、企業がすぐに解散しても、株主は利益が得られる可能性が高い状態といえますが、0.67を割るのは異常値といって過言ではありません。
この数値が低ければ低いほど、安全域が厚く確保されていることを意味します。
目次



今週末終値時点で39銘柄がランクインしています。
先週末は22銘柄でしたから、いかに価格に関係なく投げ売りされているかを窺い知ることができます。
ネットネット株指数が0.3台という異常値を出している銘柄が5つもあります。
また、マスク関連銘柄で1月末から2月初旬にかけて暴騰していた日本乾溜工業(1771)や、親子上場解消期待銘柄のコスモスイニシア(8844)、社長逮捕で急落したとはいえ期待の成長株だったプレサンス(3254)までがネットネット株になっています。
欲しいネットネット株がゴロゴロ転がっている状態です。
選び方が分からないという場合は、単に指数が低い銘柄ということで選ぶのではなく、配当利回りやミックス係数も手がかりすると良いかもしれません。



丸文(7537)は指数ランキングも1位で、2冠を達成しています。
驚異の配当利回り7%を記録しており、今後、注目を集める可能性があります。
5%以上の銘柄が「12」、4%以上の銘柄が「22」もあり、株価の戻りは(ネットネット株の中では)早いと思います。



ミックス係数とは、PERとPBRを掛け合わせた指数で、数値が低いほうが割安であると言われます。
ルックスルー資産やルックスルー利益を考える上で、PERとPBRをチェックすることは大切です。
このランキングでは、予想EPSがマイナスでPERが算定できない銘柄は除外しています。
ランキングを見ると、ヨシコン(5280)のミックス係数は0.93という凄い数値になっています。
また、ミックス係数が「2」未満の銘柄が8もあり、喉から手が出るほど欲しい銘柄群です。
このように、ネットネット株指数・配当利回り・PERとPBRから見て、異常値ともいえる割安な水準に達している銘柄が多くあります。
キャッシュがあれば、しっかり拾っておきたい局面ですが、資金不足により手が出ません。
もしお手元に現金があれば、その一部をこのランキングの複数の優良銘柄の購入に当てるのはいかがでしょうか?
最低3年程の時間を掛ければ、十分なリターンを得られるように思います。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。