先週末(2019年12月21日)時点で、ネットネット株[株価が正味流動資産(かぶ1000式)の0.67未満の銘柄]は9銘柄でした。
今週のネットネット株の銘柄にはどんな変化が見られたでしょうか?
この記事では、どの銘柄が一層、安全域が厚くなっているかをチェックすることができます。
当ブログでは、ネットネット株指数が0.67未満の銘柄を昇順(低い銘柄)にランキング公開しています。
ネットネット株指数は、以下の数式で求めます。
ネットネット株指数=時価総額÷正味流動資産(現預金+受取手形+売掛金+完成工事未収入金+電子記録債権+有価証券+投資有価証券-貸倒引当金-負債合計)
一見、複雑で分かりにくいのですが、言い換えれば、
ネットネット株指数=時価総額÷(換金性の高い資産-貸倒引当金-負債合計)
ということになります。
このネットネット株指数が1を割っていれば、企業がすぐに解散しても、株主は利益が得られる可能性が高い状態といえます。
そして、この数値が低ければ低いほど、安全域が厚く確保されていることになります。
目次



先週、ランキング対象外になった萬世電機(7565)が再度ランクインしました。
その結果、「かぶ1000」式でカウントしたネットネット株(0.67未満)は10銘柄に増えました。
ランキング1位~3位



岩塚製菓(2221)は株価上昇により指数が0.55→0.58へと上がりました。
ランキング4位~6位



高田機工(5923)が0.58→0.60と上昇した一方、ダントーHD(5337)の指数が0.61→0.60と下がりました。
ランキング7位~10位



萬世電機(7565)の指数が0.67→0.66へと下げており、再びランクインしています。
掉尾の一振により、値上がりしているネットネット株が多くあった印象です。
これまでネットネット株ランキングは、投資有価証券を含める「かぶ1000」さん方式の計算方法で正味流動資産を算出してきました。
しかし、来年以降、株価が上昇を続ける可能性よりも大きく下げる可能性が高いと考え、安全域を保つという観点から、次回以降は、NCAV式(Net Current Asset Value)で計算したランキングを掲載させていただきたいと思いますので、ご了承ください。
詳しくは、後日記事にまとめさせていただきます。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございます。