先週末(2019年12月14日)時点で、ネットネット株は10銘柄でした。
今週のネットネット株の顔ぶれにはどんな変化があったでしょうか?
この記事から、どの銘柄が一層割安になっているか、チェックすることができます。
当ブログでは、ネットネット株指数が0.67未満の銘柄を昇順(低い銘柄)にランキング公開しています。
ネットネット株指数は、以下の数式で求めます。
ネットネット株指数=時価総額÷正味流動資産(現預金+受取手形+売掛金+完成工事未収入金+電子記録債権+有価証券+投資有価証券-貸倒引当金-負債合計)
一見、複雑で分かりにくいのですが、言い換えれば、
ネットネット株指数=時価総額÷(換金性の高い資産-貸倒引当金-負債合計)
ということになります。
このネットネット株指数が1を割っていれば、企業がすぐに解散しても、株主は利益が得られる可能性が高い状態といえます。
そして、この数値が低ければ低いほど、安全域が厚く確保されていることになります。
目次



先週10位にランクインしていた萬世電機(7565)がネットネット株ランキングの圏外になり、今週のネットネット株は9銘柄となりました。
ランキング1位~3位



ランキング3位の中部水産は0.57→0.56へと下降しやや割安になりました。
ランキング4位~6位



4位の高田機工が0.57→0.58に、6位のダントーHDが0.60→0.61へと指数が上昇して、割安度が失われています。
ランキング7位~9位



8位の瀧上工業が0.66→0.65へと指数が減少したのに対し、9位の日本乾溜工業は0.65→0.66と指数が上昇しています。
萬世電機が値上がりにより、ネットネット株から卒業してゆき、ネットネット株の銘柄数は「9」になりました。
じわじわと値上がりしている銘柄が多い印象です。
今年も残り6営業日となりました。
来週は、掉尾の一振が見られ、ネットネット株は値を上げていくことになるでしょうか?
楽しみな来週一週間です。
今週もお読みくださり、どうもありがとうございました。良い週末をお過ごしください。