【ネットネット株】瀧上工業(5918)の銘柄分析

今回は、瀧上工業を調べてみました。

1.瀧上工業とは

愛知県の橋梁・鉄骨・鉄塔・その他鋼構造物を製作するメーカーです。

本州四国連絡橋や中部国際空港連絡橋、ナゴヤドーム、ランドマークタワー、知多火力発電所などのプロジェクト実績があります。

この実績どおり、売上高の大半を鋼構造物が占めている会社です。

2019年3月期のセグメントごとの売上高割合。

2.最近の株価動向

4,700円から5,100円のレンジで推移しています。この1か月は、レンジ底の4,700円程度です。

瀧上工業 株価 チャート
2018年12月から2019年9月にかけての株価推移。

3.ネットネット株指数

瀧上工業は、投資対象のネットネット株といえるか、チェックしていきます。

 3-1.業績

売上高は、83億円程度に留まっている年もあれば、200億円近くに達する年もあり、大型案件の受注の成否によって大きく変動しています。

2010年3月期から2019年3月期にかけての売上高推移。(単位:百万円)

経常利益は、2012年に赤字に転落しており、安定しません。

2010年3月期から2019年3月期にかけての経常利益推移。(単位:百万円)

直近10年以内に赤字転落の年があるため、残念ながら投資条件を満たしていないことになります。

 3-2.配当実績

安定した配当実績を持っています。

2010年3月期から2019年3月期にかけての配当実績推移。(単位:円)

 3-3.ネットネット指数

正味流動資産の現金預金・受取手形・有価証券の内訳がほぼ等しいBalance型のネットネット株です。

正味流動資産は216億4,100万円。

時価総額127億円を正味流動資産238億円で割ったネットネット指数は、

0.53!!

となります。

10,000円の入った財布を5,300円で購入できてしまう割安さ。

4.結論

0.53というネットネット指数は、大変魅力的に映ります。

ところが、赤字に転落した年があることから、業績安定に欠けている点を重視して、ポートフォリオには組み入れていません。

時が経ってから改めてチェックしてみたい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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