【ネットネット株】駒井ハルテック(5915)の銘柄分析

ネットネット株と言われる銘柄でもっとも多い業種は、「橋梁」です。

高田機工も、瀧上工業も「橋梁」業に携わった会社です。

なぜネットネット株に橋梁銘柄が多く含まれるのか?今後の研究課題にしています。

さて、今回調査したのも、橋梁銘柄の駒井ハルテックです。

1.駒井ハルテックとは?

明石海峡大橋をはじめ、数々の長大橋を手掛け、施工実績は国内トップクラスの橋梁メーカーです。

駒井鉄工とハルテックが合併して誕生し、東証1部に上場しています。

軍需・たばこ・アダルト・ギャンブル産業といった非ESG銘柄ではありませんので、投資対象になります。

2.株価の動向

緩やかな下げトレンドを続け、8月には1,400円を切る水準まで値下がりしていました。

駒井ハルテック 株価 チャート
2019年3月から9月にかけての日足チャート。

現時点での株価は、底値とは言い難いものの、高値にあるわけでもありません。

3.業績

売上高は大規模受注の成否により大きく変動する傾向があります。

(単位:百万円)

2013年と2019年に、最終赤字を計上しています。

(単位:百万円)

残念ながら、10年以内に赤字を計上していましたので、当ブログでの投資対象から外れることになります。

4.配当実績

配当は安定して支払われています。

(単位:円)

5.ネットネット株指数

受取手形・完成工事未収入金と現金預金を正味流動資産に多く含むBalance型のネットネット株です。

正味流動資産は120億4600万円。

時価総額78億6000万円(株価1,581円で算出)を正味流動資産(120億4600万円)で割ったネットネット株指数は、0.65となります。

とりわけ安全域が厚い目安となる0.66を下回る水準で推移しています。

(単位:百万円)

10,000円の入ったお財布が6,500円で売りに出されている状態で、かなりの割安と言えそうです。

6.結論

判定備考
業種非ESG銘柄でない
株価半年間の高値圏ではない
業績2013・2019年に最終赤字を計上
配当
指数ネットネット株指数は0.65!

全体的に魅力的な銘柄ですが、業績のみ投資条件を満たしませんでした。景気後退局面に業績を悪化させる可能性があるため、現時点で長期的視点で投資することは難しい銘柄でした。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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