ネットネット株投資を行っていなければ出会うチャンスがないような銘柄があります。
今回はそのような銘柄の1つ、日本乾溜工業を分析してみます。
目次
しーげるくん
正しくは、
「ニッポンカンリュウコウギョウ」
と読むとのこと。
しーげるくん
乾溜(かんりゅう)とは何か調べてみると、
不揮発性の固体有機物を空気を断ったまま強熱して熱分解すると同時に、その分解生成物を揮発性有機化合物と不揮発性物質に分けることである。
Wikipedia「乾溜」より
しーげるくん
たとえば、木材を蒸し焼きにすると灰にならず炭になる、この操作を「乾溜」と言うようです。
しーげるくん
で、どんな会社かと言うと、
主に道路における防護柵、標識の製造、設置工事や保存食やマスクなどの防災用品の販売なども行っている。経営理念に基づき、毎月、本社周辺でボランティア清掃活動を行っており、「交通事故防止コンクール」では5年連続で表彰されている。
Wikipedia「日本乾溜工業」より
という、福証単独上場銘柄です。
軍需・たばこ・アダルト・ギャンブル産業とは縁遠い非ESG銘柄で、当ブログの投資対象になる銘柄です。
この半年間、520円と420円の間に収まっており、現在値480円(9月18日時点)は、けっして高値圏にあるとは言えません。



売上高は横ばいが続いています。



2007年9月期から2009年9月期にかけて純利益が落ちていますが、黒字は維持しています。



業績は比較的安定しており、好印象です。
2006・2007年は無配でしたが、その後は増配傾向にあります。



正味流動資産に受取手形・完成工事未収入金等と現預金を多く含むBalance型のネットネット株です。



9月19日終値481円で算出した時価総額24億5406万2000円を正味流動資産37億6681万8000円で割ったネットネット株指数は「0.65」となります。目安となる「0.66」を下回っており、超割安と言えます。



10,000円の入ったお財布が6,500円で売っているような状態で、大変魅力的に映ります。
判定 | 備考 | |
業種 | ◯ | 非ESG銘柄でない |
株価 | ◯ | 半年間の高値圏でない |
業績 | ◯ | 黒字を維持している。 |
配当 | ◯ | 過去10年間、配当を維持している。 |
指数 | ◎ | ネットネット株指数は0.65! |
業績は安定しており、ネットネット株指数が「0.65」ととても魅力的で、当ブログの投資対象に該当する銘柄です。
カタリストに乏しく、地方証券取引所の上場企業であり、流動性が乏しいことなどのマイナス要素を十分に考慮した上で、ポートフォリオに加えるか判断できると思います。
個人的には保有したい銘柄の1つですが、取引しているSMBC日興証券では、通常取引できないため、今のところ保有していません。残念・・・。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。
[…] 【ネットネット株】日本乾溜工業 (1771)の銘柄分析 […]