今回は、「2020年の気になる銘柄」シリーズ第5弾と称して、花王(4452)にスポットを当ててみます。
花王は、ネットネット株の1つである昭栄薬品(3537)が大量保有している銘柄です。
昭栄薬品が上昇するには、少なくとも花王株が下落しないことが必要であるため、昭栄薬品ホルダーの皆さんは、花王株の動向を注視しておられることでしょう。
この記事では、昭栄薬品の2020年の動きを探る上で避けて通ることのできない花王株について確認してみます。
目次



アベノミクス相場がスタートした2013年を起点として、上昇トレンドが続いています。
青いラインを支持線として力強い上昇を続けています。
万が一、青いラインを割るようなことがあれば、上昇トレンドの終了を意味し、昭栄薬品の正味流動資産は大きく目減りすることを覚悟しなければなりません。
一方、抵抗線となりそうなのが、2018年10月や2019年5月の高値が位置する9,000円台前半の緑線のラインです。
緑の抵抗ラインを超えて、9,500円を超えてくると、上昇に弾みが付くことになるでしょう。
一方、抵抗ラインで下げに転じると、今しばらく8,000円台での値動きになりそうです。
8,000円台での値動きであれば、昭栄薬品の正味流動資産は溶解することもなく、安心して株価修正を待つことができます。
ただし、PERは26.84倍、PBRは5.48倍、ミックス係数は「147」と割高であることは頭の片隅に置いておきたいものです。



2019年12月期、2020年12月期ともに増収予想が出ており、売上高の安定的な伸びが見込まれています。



最終利益も増益が見込まれており、業績は安定的です。



29期連続増配中であり、2019・2020年も増配が予想されています。
PERやPBRが割高であることは気になりますが、チャート形状は良好であり、業績・配当実績も申し分ありません。
昭栄薬品株を買えば、このような優良銘柄を4割近くディスカウントした金額で購入できるのですから、昭栄薬品は改めてお得だと感じました。
2020年の花王株、そして昭栄薬品株が楽しみです。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。