2020年2月4日、親子上場解消期待で購入していた伊勢化学工業(4107)が2019年12月期通期決算発表をしました。
本決算そのものはまずまずでしたが、以下の理由から、2月6日に売却しました。
この記事では、伊勢化学工業を売却した2つの理由を綴っています。
目次
今回の本決算では、子会社の伊勢化学工業は、前期の年間配当を70円→75円に増額し、今期も前期比5円増の80円に増配する方針としました。



親会社が子会社にTOBを仕掛ける場合、株価は低く抑えておきたいはずです。
ところが、今回発表された増配は、株価上昇要因です。
したがって、今回、伊勢化学工業が増配して株価を上げようとしたことは、親会社AGC(5201)に親子上場解消の意図が無いことを反映していると考えるのが自然です。
伊勢化学工業の割安性を考えるために、正味流動資産を調べると、短期貸付金をメインとして124億円を保有していることが分かりました。



しかし、正味流動資産は時価総額181億円を大きく下回っており、ネットネット株好きにとっては特別に割安であるとは言えません。



親子上場解消の期待が霧散したうえ、特別に割安な銘柄ではありませんので、痛手が少ないうちに売却判断をしました。
3,555円で購入し、一時4,290円まで上昇しましたが、3,525円で損切ということになりました。
う~ん、利益確定は難しいです・・・。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。