皆さんの食卓では、どちらのソースをお使いでしょうか?
地域でかなり偏りが見られるそうで、
- 東京 ブルドック
- 名古屋 カゴメ
- 大阪 イカリ、オリバー
- 広島 おたふく
が、それぞれの地区の売れ筋ソースのようです。
関東で生まれ育った私は、ずっとブルドックソースを使ってきました。
このソースを製造するブルドックソース社は、割安バリュー株としても知られています。
この記事では、ブルドックソースが「買い」と言えるか、ネットネット株投資家の視点から分析しています。
きっとこの記事を通して、魅力的な銘柄ではあるものの、現在は購入のタイミングでないことをご理解いただけると思います。
投資旨味のある割安銘柄をお探しの方にお読みいただきたい記事です。
目次
ブルドックソースとは、
東京都中央区に本社を置く調味料メーカーである。
ソースの製造販売をしており、とんかつ、お好み焼き、ソース焼きそばなどに利用されるウスターソースや濃縮ソースをはじめ、ドレッシング(和風ソース)等の用途別ソース類の他、和風スパゲティー素材「まぜりゃんせ」シリーズ、発芽玄米なども取り扱っている。 「ブルドックソース」の「ブルドック」は、1900年頃の日本で犬のブルドッグがペットとして流行しており「ブルドッグのように可愛がってもらいたい」との意味から採用された。現在も会社のシンボルマークにブルドッグ犬のイラストが使われている。
Wikipedia「ブルドックソース」より
社名の英語表記はBull-Dogですが、日本語では「ブルドッグ」ではなく「ブルドック」と表記されます。濁音が続く語感を避けるためということです。
軍需・たばこ・アダルト・ギャンブル産業とは無関係であり、投資対象になり得る銘柄です。
なお、2016年にアクセスに買収され上場廃止になった雑貨屋ブルドッグは別の企業ですので、混同しないようにしましょう。
6月に1,000円から1,100円に上昇して以後、株価は横ばいで推移しています。



PERは26.12倍と割高ですが、PBRは0.74倍とまずまず割安であることを示唆しています。
2013年前後に売上高を減らしていますが、直近では持ち直しています。



2009年と2013年に利益を落としており、2009年には最終損失を計上していますが、比較的安定した業績を残しています。






リーマンショック直後に最終赤字を計上しましたが、その後の業績は安定して推移しています。
安定した配当実績もあります。
配当利回りは3.15%とまずまずです。



正味流動資産は104億円で、もっとも多くを占めるのが投資有価証券というStock型です。



10月21日終値1,113円で算出した時価総額75億円を、正味流動資産104億円で割ったネットネット株指数は、「0.74」になります。



10,000円の入ったお財布が7,400円で売っているような状態で、割安なバリュー株と言えます。



業績は安定しており、配当利回りも比較的高水準にあります。
景気後退局面でも比較的値崩れしにくい内需株であることから、ポートフォリオに加えたい銘柄です。
ただし、現時点でのネットネット株指数は0.74であることから、0.67を下回る1,050円を下回る水準では買いを入れたいところです。
それまでの間は安全域を保って待機する予定です。
今日もお読みくださり、どうもありがとうございました。