コロナ・ショックから得た3つの反省点

新型コロナウイルス感染拡大に起因する暴落相場が始まって、1か月が経過しようとしています。

この1か月の間に、日経平均は24,000円目前から16,000円台へと叩きつけられました。

出典:SBI証券

この暴落相場に身を置いて、3つの反省点が見えてきましたので、備忘録として綴ることにしました。

反省点①TOPIXを意識し過ぎた。

これまで自分のポートフォリオとTOPIXを比較して、自分の中で、勝った負けたと一喜一憂する傾向がありました。

これまで、「もしTOPIXに劣後するのであれば、インデックス投資を行っていればよい」という思いが先行し、なにがなんでもTOPIXに勝ちたいという意識が働いていました。

この対抗意識が、ネットネット株投資以外の売買を増やしていたと感じます。

実際、大型株のソフトバンクグループや北海道電力、JR東日本、JR東海、ANA、JALといった非ネットネット株に投資していました。

今でも、これらの銘柄は割安だとは思いますが、この銘柄を保有しているゆえに、本来購入できたはずのネットネット株を購入することができなかったのは、大きな反省点です。

TOPIXを目安にするのは良いと思いますが、他の数値と比較して、自分本来の投資を行えないのは、本末転倒ですよね。

今後は、TOPIXなどの指標との比較は控え、ネットネット株への投資に専念してゆこうと考えています。

反省点②値ごろ感で売買した。

下のチャートは、JAL(9201)ですが、2月末の赤丸付近で購入しました。

この時点でPBRは1を大きく下回っており、超割安に思えたのですが、自分の購入動機を思い返すと、値ごろ感という主観的な思いが強くありました。

結果はご覧のとおり、1,800円台まで値を落とす結果になっています。

ネットネット株投資という自分の投資スタイルにないことに手を出し、値ごろ感で手を出したことに敗因があると考えています。

反省点③株価が割高である指標を無視した。

バフェット指数やシラーPERといった信頼度の高い指標が、世界的に株価が割高であり、調整が近いことを示唆していることに気づいてはいましたが、自分の投資判断に活かしきれていませんでした。

株式投資への投資割合は、どんなときも、ゼロにすべきではないと思いますが、少なくともレバレッジをかける局面ではありませんでした。

まとめ:

こうした反省点を考慮して、今後は、

  1. TOPIXとの比較は行わない。
  2. ネットネット株投資以外の新規個別銘柄投資は行わない。
  3. バフェット指数やシラーPERといった指標には常に注意を払う。

ようにしてゆくつもりです。

「賢明なる投資家」に至る道はまだまだ険しそうです。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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