先週末(2019年9月27日)時点で、当ブログが監視するネットネット株は、13銘柄ありました。
今週は、株式市場がリスクオフ色を強めましたが、ネットネット株ランキングにはどんな変動があったでしょうか?
このランキングを通して、どの銘柄が割安度合いを深めているかを知ることができ、ネットネット株への投資チャンスを窺うことができます。
当ブログでは、ネットネット株指数が0.67未満の銘柄を昇順(低い銘柄)にランキング公開しています。
ネットネット株指数は、以下の数式で求められます。
ネットネット株指数=時価総額÷正味流動資産(現預金+受取手形+売掛金+完成工事未収入金+電子記録債権+有価証券+投資有価証券-貸倒引当金-負債合計)
複雑そうで分かりにくいのですが、言い換えれば、
ネットネット株指数=時価総額÷(換金性の高い資産-貸倒引当金-負債合計)
ということになります。
このネットネット株指数が1を割っていれば、企業がすぐに解散しても利益が得られる可能性が高い状態といえます。
この数値が低ければ低いほど、安全域が厚く確保されていることを意味します。
目次
1.最新ネットネット株ランキング
ネットネット株ランキングには、駒井ハルテック(5915)が新たに加わり、14銘柄になりました。



2.ネットネット株指数の推移
ランキング 1位~5位



ササクラ(6303)がネットネット株指数を0.50を割り込んで、著しく割安になっています。
高田機工(5923)は、指数が上昇傾向にあり、割安感が失われつつあります。
ランキング 6位~10位



丸八HD(3504)の指数が緩やかに上昇し、割安感がやや弱まりました。
この数日のリスクオフ相場の影響により、中部鋼鈑(5461)と瀧上鋼業(5918)は割安感を強めています。
ランキング 11位~14位



一時、ネットネット株指数が0.67を上回っていた駒井ハルテック(5915)が再びランクインしています。
3.まとめ
今週に入り、市場全体が調整色を強めたため、景気敏感株に属するネットネット株に割安感が強まりました。
特に、ササクラ(6303)の指数は0.5を割り込み、割安度合いを増しています。
来週以降、ランクインする銘柄がさらに増えるか、昭栄薬品(3537)や岩塚製菓(2221)が0.5を割り込む水準に達するかに要注目です。
特定の銘柄に資金を集中させることなく、丁寧に安値を拾っていきたい局面になりそうです。
今週もご覧くださり、どうもありがとうございました。良い週末をお過ごしください。