先週末時点(2019年10月26日)で、ネットネット株(ネットネット株指数が0.67未満)は13銘柄でした。
今週はネットネット株ランキングにどのような変化が見られたでしょうか?
この記事では、どの銘柄が一層割安になったかチェックすることができます。
当ブログでは、ネットネット株指数が0.67未満の銘柄を昇順(低い銘柄)にランキング公開しています。
ネットネット株指数は、以下の数式で求めます。
ネットネット株指数=時価総額÷正味流動資産(現預金+受取手形+売掛金+完成工事未収入金+電子記録債権+有価証券+投資有価証券-貸倒引当金-負債合計)
一見、複雑で分かりにくいのですが、言い換えれば、
ネットネット株指数=時価総額÷(換金性の高い資産-貸倒引当金-負債合計)
ということになります。
このネットネット株指数が1を割っていれば、企業がすぐに解散しても、株主は利益が得られる可能性が高い状態といえます。
そして、この数値が低ければ低いほど、安全域が厚く確保されていることになります。
目次
先週末と同じ13銘柄がランキングに入っています。
ランキング1位~4位



ランキング1位のササクラ(6303)は0.506→0.516へ、同4位の昭栄薬品(3537)は0.545→0.57へと指数が上昇し、割安度が失われています。
昭栄薬品は、正味流動資産に含む花王株が上昇しているためだと思われます。
ランキング5位~8位



先週、ランキング5位だった高田機工(5923)は、0.582→0.595へと指数が上昇し、6位に位置しています。
ランキング9位~13位



上方修正・増配を発表した日本乾溜工業(1771)は、0.615→0.656へと指数を上昇させました。
先週に引き続き、今週もリスクオンの雰囲気が広がりました。
そのため、指数の上昇(株価上昇)が見られた銘柄は、13銘柄中11銘柄に達しました。
一方、指数低下(株価値下がり)が見られたのは、中部水産(8145)と丸八HD(3504)の2銘柄でした。
来週は、このうち萬世電機(7565)・ササクラ(6303)・昭栄薬品(3537)・高田機工(5923)・キクカワE(6346)が決算発表を迎えますので、注意深く見守ってゆきたいと思います。
今週もお読みくださり、どうもありがとうございました。良い週末をお過ごしください。