今回、調査したのは、東北新社です。
しーげるくん
どうやら、そうではないみたいです。
目次
東北新社は、
東京都港区赤坂に本社を置く、映画製作・配給、海外テレビ映画の輸入配給・字幕吹替の翻訳、テレビ番組制作、CM制作、セールスプロモーション・イベント制作事業、衛星放送事業などを行う企業である。外国映画の日本語版制作でその名を知られ、国内最大手でもある。 略称はTFC。ジャスダック上場。
「東北新社」という社名は、創業者の植村伴次郎(現最高顧問)が秋田県由利郡東滝沢村(後の由利町、現・由利本荘市)の出身であることから、銀座で小さなバーを経営している時に知り合った「劇団四季」の浅利慶太が名付けた「東北社」が元になっている。
アニメ作品『宇宙戦艦ヤマト』の版権を買い取ったことで知られる。
Wikipedia「東北新社」より
という会社です。
しーげるくん
軍需・たばこ・アダルト・ギャンブル産業でない非ESG銘柄で、当ブログの投資対象になります。
直近の6か月間は、570円から600円の30円幅のレンジ相場となっています。



チャートで見る限りは高値圏に位置しており、予想PERは19.54倍とやや割高感があります。
一方で、実績PBRは0.39倍と割安です。
売上高・経常利益ともに緩やかに低下しています。






2019年3月期には、2002年以降初めて最終赤字を経常し、EPS(1株当たり利益)はマイナスになりました。
しーげるくん
主な赤字要因として、
- 連結子会社取得時に発生した「のれん」
- 連結子会社の固定資産の減損処理
- 広告プロダクションでの低利益案件の発生
- 4K放送の費用負担
が挙げられています。



残念ながら、赤字を計上している会社のため、当ブログの投資対象から外れることになります。
利益は低下傾向にありますが、配当は安定して支払われています。



正味流動資産は、現預金を多く含むCash型で、343億5900万円に達します。



9月20日終値600円で算出した時価総額280億4100万円を正味流動資産343億5900万円で割ったネットネット株指数は「0.81」になります。



「0.66」を下回る安全域の厚い超割安なネットネット株とは言えませんが、一定の割安感はあります。
判定 | 備考 | |
業種 | ○ | 非ESG銘柄でない |
株価 | ✕ | やや高値圏 |
業績 | ✕ | 2019年3月期に赤字計上 |
配当 | ○ | 配当実績あり |
指数 | ○ | ネットネット株指数は「0.81」 |
CM制作などで話題性もあり、ネットネット株指数からすると割安です。
ところが、直近年度に赤字を計上していることから、安全域を保つ観点からは投資対象から外すことになります。
個人的にはとても気になる企業ですが、今回は見合わせになります。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。