皆さんは「ふるなび」というサイトをご存知でしょうか?
ふるさと納税サイトで、ふるさと納税を行っている方はよくご利用かもしれません。
私自身はふるさと納税を行っていないのですが(単なる怠慢・面倒くさがり屋のため・・・)、インターネット上の評判はすこぶる良好です。
- 利用者には、Amazonギフト券コードの還元がある。
- 老舗サイトで信頼性が高い。
- 掲載されている返礼品が厳選されている。
注目ポイントは、この便利で人気なサイトを運営している、アイモバイルという上場企業の株価が下がり、かなり割安になっている!ということです。
現時点では、ネットネット株とは言えませんが、株式市場の暴落などで、割安バリュー株を狙う投資家の皆さんにとって、思いがけないチャンスがあるかもしれません。
このページでは、アイモバイルという企業に興味のある方や、新たな投資先を探しているバリュー投資家の皆さんに、アイモバイルがどのような企業か、安心して投資できる業績か、購入目安となる株価はいくらか、お伝えしたいと思います。
目次
アイモバイルは、
日本のIT企業。アドネットワーク事業を中心に行うほか、ふるさと納税支援サイトの運営事業なども行っている。
ネット専業広告会社の営業部長だった田中俊彦が、日本IBMの技術者の野口哲也とともに2007年に起業した。2016年に東証マザーズに上場し、2018年7月に東証一部へ市場変更。
Wikipedia「アイモバイル」
という会社です。
この「アドネットワーク」とは、複数のWEBサイトやページをまとめてネットワークを作り、一括して広告配信ができる仕組みのことです。
しーげるくん
直近6か月間のチャートを確認すると、6月の900円台から500円台前半へと大幅に下落しており、上場来安値近辺で推移しています。



一方で、PERは28.26倍、PBRは0.96倍で、ミックス係数は「27」となり、割安とは言えません。
2016年10月に上場した比較的新しい企業で、2011年から2015年の数値は上場前のものになります。
売上高は2011年の18億円から2018年の179億円へと7年で10倍に伸びています。



経常利益も大きく伸ばしていますが、この数年は横ばいが続いています。



EPS(1株当たり利益)は上場した2016年以降低下傾向にある点は気にかかります。



インターネット広告事業は競争が激しく、苦戦している様子が垣間見られます。
残念ながら、無配です・・・。



正味流動資産は約118億円で、現預金が多くを閉めるCash型です。



10月10日終値522円で算出した時価総額126億円を、正味流動資産118億円で割ったネットネット株指数は、「1.06」となり、現時点では時価総額が正味流動資産をやや上回っています。



しかし、株価が488円を下回ると、時価総額が正味流動資産を割ってしまい、かなり割安な水準に達することになります。
判定 | 備考 | |
業種 | ○ | 非ESG銘柄でない。 |
株価 | ○ | 上場来安値近辺。 ただし、グレアム指数は「27」 |
業績 | ○ | 急成長してきた企業だが、 この数年は伸び悩み。 |
配当 | ✕ | 無配。 |
指数 | ✕ | ネットネット株指数は「1.06」。 |
現時点では、ネットネット株指数が「1」を上回っており、私個人としては投資対象にはしません。
とはいえ、480円を割ってくる水準が訪れれば、購入を検討するかもしれません。
また、現時点では「無配」銘柄ですが、仮に配当を出すことがあれば、カタリストとなって株価上昇も期待もできるでしょう。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。