連続増配株として多くの方が挙げるのが花王(4452)です。
花王は30年連続増配中であり人気のある銘柄ですが、PERは26.66倍、PBRは4.79倍と大変割高です。
しかし、連続増配株2位のSPK(7466)は22年連続増配中ですが、比較的割安な株価水準です。
この記事では、SPKとはどんな銘柄なのか、ネットネット株投資家として「買い」と言えるか、まとめてみました。
目次
SPKは、自動車部品と産業機械車両部品の国内販売および輸出入を主な事業内容とする企業です。
創立100周年という長い歴史を持つ企業でもあります。



第3位株主の「BBHフィデリティロープライスドストックファンド」は、ジョエル・ティリングハスト氏が運用責任者を務める優良ファンドで、割安なバリュー銘柄を多く保有しています。
買収防衛策は導入されていません。
過去10年間の月足チャートで確認すると、上昇トレンドを描いているように見えます。



予想PERは12.31倍、PBRは0.73倍、ミックス係数は8.98です。
過去10年間、2017年以外は増収を計上しています。



過去10年間に最終赤字を計上した年度はなく、増益傾向にあります。



22年連続増配中で、配当利回りは2.78%です。



ただし、連続増配死守方針は撤回されています。
流動資産は、受取手形・売掛金が41%を占めています。



流動資産から負債を差し引いた正味流動資産は135億円です。



時価総額を正味流動資産で割ったネットネット株指数は「1.00」となり、ネットネット株には該当しません。






ネットネット株指数が1.00であり、現状はネットネット株には程遠い水準です。現在の財務内容で、ネットネット株になるには、株価が850円以下に下がらなければなりません。
しかし、連続増配株に投資したい方は、ダウンサイトリスクの小さいSPKを購入するのも一つの選択肢になるかと思います。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。