ネットネット株の中にシンデン・ハイテックス(3131)という銘柄があります。
この記事では、シンデン・ハイテックスとはどんな銘柄で、どの程度割安と言えるか、まとめてみました。
目次
シンデン・ハイテックスは、液晶や半導体の専門商社です。
したがって、シクリカルな銘柄ということになります。
韓国メーカーの製品を多く取り扱っている点は気がかりですが、今注目の5G関連銘柄です。



元役員や現役員が多く大株主として名前を連ねています。
買収防衛策は導入していません。



2015年に上場し,2017年11月には4,800円台まで上昇しましたが、しだいに値を下げ、コロナショック後には700円台にまで急落しました。
現在はリバウンドして1,200円台で推移しています。
PERは7.99倍、PBRは0.46倍、ミックス係数は3.67となり、指数的には割安です。



2020年3月期の売上高は-4.0%の減収でした。



半導体関連銘柄らしく、利益の増減幅が大きくなっています。
上場以来、最終赤字を計上した年度はありません。



2014・2017・2018年度はROEが10%を超えています。



配当利回りは3.63%です。



流動資産の内容は、現預金と売掛金、商品が各3等分になっています。
商品の割合がやや高めの印象です。



流動資産から負債総額を差し引いた正味流動資産は50億円余りです。
負債が多い点もやや気がかりです。



時価総額26億円を正味流動資産50億円で割ったネットネット株指数は「0.51」という数字となっています。



負債額が多いことや半導体関連銘柄であることなど不安材料があり、リバウンドにより割安度は失われつつあるものの、ネットネット株指数が0.51という数値は未だに割安であることを示しています。
引き続き、ネットネット株ポートフォリオに加えておきたい銘柄です。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。