ネットネット株の一つに大本組(1793)という銘柄があります。
大本組はネットネット株的に買いと言えるのでしょうか?
この記事では、大本組とはどんな銘柄か、どの程度割安と言えるか、まとめています。
目次
岡山を地盤に全国展開する中堅のゼネコンです。
かつては土木系に強いゼネコンとしてトンネル工事などの大規模事業を多く手がけていましたが、公共工事の発注量が減少したことにより、現在は売上高の約7割を建築事業が占めるようになっています。
最近の建築工事として、
- アシックス東京本社
- イオンモール幕張新都心
- イオンモール岡山
- ホテルモントレ半蔵門
- ホテルモンテエルマーナ神戸
- ホテルケーニヒスクローネ神戸
- GLP厚木
- 青山OHMOTOビル
などが挙げられます。
また、土木工事としては、
- 東京湾アクアライン
- レインボーブリッジ
- 関西国際空港
- 中部国際空港
- 東京国際空港
などを手掛けてきたことでも知られています。
アベノミクス開始の2012年末を起点として振り出しに戻す銘柄が多い中、下落幅は小さく抑えられています。



上記チャートの緑のトレンドラインが機能している可能性があります。
PERは9.75倍、PBRは0.33倍、ミックス係数は3.21となり、指標的には割安です。
売上高は700-1000億円で推移しています。



最終利益は増加傾向にあり、過去10年以内に最終赤字を計上した年度はありません。



ROEは特別高くありませんが、増加傾向です。



増配傾向にあり、予想配当利回りは3.57%です。



流動資産は受取手形・完成工事未収入金が71%を占めるBond型です。



流動資産から負債を差し引いた正味流動資産は430億円に達します。



時価総額215億円を正味流動資産430億円で割ったネットネット株指数は0.50となり、超割安なネットネット株ということになります。






ネットネット株指数は0.50であり、超割安です。
また、流動資産の内訳も債券中心であり安定的ですし、過去10年間に赤字年度がないことも高評価です。
ポートフォリオに含めない理由はない銘柄と言えそうです。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。