非常に割安なネットネット株の中に誠建設工業(8995)があります。
この記事では、誠建設工業とはどんな銘柄なのか、ネットネット株投資家にとって「買い」と言えるか、まとめました。
目次
大阪府堺市中心に低価格の戸建て分譲住宅事業を展開する企業です。
注文住宅の建築、リフォーム事業も手掛けています。


関連会社や役員が大株主として名前を連ねています。
買収防衛策は導入していません。



2020年4月には450円を切る水準まで売られましたが、現在は500円台を回復しています。
PERは12.94倍、PBRは0.3倍、ミックス係数は3.88と割安です。



売上高は右肩下がり2020年3月期は過去最低の売上高に低迷しています。



過去に最終赤字を計上した年度はありませんが、2020年3月期は過去最低の最終利益に沈んでいます。



安定した配当実績があり、配当利回りは4.85%です。



流動資産の内訳を見ると、現預金が40%を占めており、不動産系の企業の中では現預金割合が多くなっています。



流動資産から負債を差し引いた正味流動資産は23億円余りです。
負債総額が少ないことも好印象です。



時価総額10億円を正味流動資産23億円で割ったネットネット株指数は0.43となり、非常に割安なネットネット株になります。



売上高・最終利益ともに低迷し、今後の業績は不安ですが、ネットネット株指数0.43、配当利回り4.85といった数値は大変魅力的に映ります。
ただし、板が非常に薄く、取引量が少ないため、私自身は保有していません。
ぜひチェンスがあれば、ポートフォリオに組み入れたい銘柄です。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。