今回のコロナ・ショックにより、ユナイテッド(2497)がネットネット株までもう少しという水準まで値下がりしてきました。
仮に、ユナイテッド(2497)がネットネット株水準に達した場合、「買い」と言えるのでしょうか?
今回の記事では、ユナイテッドとはどんな銘柄か?まとめてみました。
目次
ユナイテッドとは、
インターネット事業・ネット企業育成を手がける博報堂DYホールディングスグループの企業である。
CocoPPaや、スマホゲームなどのスマートフォンメディア事業と、RTB広告事業を主力事業としている。
出典:Wikipedia「ユナイテッド」
・・・というマザーズ上場企業です。
メルカリの大株主としても知られています。


月足チャートを見ると、株価はアベノミクス以降最低水準に沈んでいます。
PERは14.29倍、PBRは0.56倍、ミックス係数は8.0となっています。



売上高はインベストメント事業の好調により、増収基調にあります。



2013年に最終赤字を計上しましたが、昨年度は保有していたメルカリ売却などにより、大幅な増益を計上しています。
予想配当利回りは1.38%です。






正味流動資産は、有価証券が大半を占めており、260億円に達しています。
有価証券が目減りすると正味流動資産も減少する可能性が高くあります。



時価総額188億円を正味流動資産260億円で割ったネットネット株指数は0.72となります。



ネットネット株指数が0.72であり、もうひと押しでネットネット株になる水準に達しています。
ただし、正味流動資産の大半の中身が有価証券であるため、株式評価額の低下により、正味流動資産も目減りする可能性があります。
この点を考えると、今のタイミングでネットネット株になったとしても、個人的には「買い」に入ることは難しく思います。
株価回復局面においては、戻りも早いので、底練り期間の後半にはホールドしても面白いかもしれません。
今回もお読みくださり、ありがとうございました。