先週末時点(2019年11月23日)で、ネットネット株は11銘柄でした。
今週はネットネット株ランキングの構成にどのような変化が見られたでしょうか?
この記事から、どの銘柄が一層割安になっているかチェックすることができます。
当ブログでは、ネットネット株指数が0.67未満の銘柄を昇順(低い銘柄)にランキング公開しています。
ネットネット株指数は、以下の数式で求めます。
ネットネット株指数=時価総額÷正味流動資産(現預金+受取手形+売掛金+完成工事未収入金+電子記録債権+有価証券+投資有価証券-貸倒引当金-負債合計)
一見、複雑で分かりにくいのですが、言い換えれば、
ネットネット株指数=時価総額÷(換金性の高い資産-貸倒引当金-負債合計)
ということになります。
このネットネット株指数が1を割っていれば、企業がすぐに解散しても、株主は利益が得られる可能性が高い状態といえます。
そして、この数値が低ければ低いほど、安全域が厚く確保されていることになります。
目次
先週末、10位にランクインしていた中部鋼鈑(5461)は圏外になり、ネットネット株の銘柄数は10に減少しました。


ランキング1位~4位



1位のササクラ(6303)の指数が0.52→0.51へと再び低下しています。
一方、2位の岩塚製菓(2221)の指数は0.54→0.55へと上昇しています。
ランキング5位~7位



7位の昭栄薬品(3537)は、保有する花王株上昇の影響か、株価が上昇しているため、指数も0.63→0.64に上がっています。
ランキング8位~10位



8位の滝上工業(5918)と、9位の萬世電機(7565)がそれぞれ0.64→0.65へと指数を上昇させています。
ランキングした10銘柄のうち、指数を下げたのはササクラだけでした。
他のほとんどの銘柄は株価が上昇し、指数が上がってきています。
水準訂正の流れが今後も続くか、要注目です。
今週もお読みくださり、どうもありがとうございました。良い週末をお過ごしください。