先週末(2019年11月30日)時点で、ネットネット株は10銘柄でした。
今週はネットネット株ランキングの銘柄群にどのような変化が見られたでしょうか?
この記事から、どの銘柄が一層割安になっているかチェックすることができます。
当ブログでは、ネットネット株指数が0.67未満の銘柄を昇順(低い銘柄)にランキング公開しています。
ネットネット株指数は、以下の数式で求めます。
ネットネット株指数=時価総額÷正味流動資産(現預金+受取手形+売掛金+完成工事未収入金+電子記録債権+有価証券+投資有価証券-貸倒引当金-負債合計)
一見、複雑で分かりにくいのですが、言い換えれば、
ネットネット株指数=時価総額÷(換金性の高い資産-貸倒引当金-負債合計)
ということになります。
このネットネット株指数が1を割っていれば、企業がすぐに解散しても、株主は利益が得られる可能性が高い状態といえます。
そして、この数値が低ければ低いほど、安全域が厚く確保されていることになります。
目次
先週末、8位だった瀧上工業(5918)と10位だった駒井ハルテック(5915)が圏外になりました。
その一方、圏外だったシャルレ(9885)と日本乾留工業(1771)が再びランクインしたため、ネットネット銘柄数は先週と変わらず「10」銘柄となっています。



ランキング1位~4位



ランキング1位のササクラ(6303)の指数は0.51→0.52へとやや上昇しています。
一方、ランキング2位の岩塚製菓(2221)は0.55→0.54へと低下し、割安度合いを強めています。
ランキング5位~7位



5位の丸八HD(3504)が0.59→0.58、7位の昭栄薬品(3537)が0.64→0.63へと低下し、割安度合いを強めています。
ランキング8位~10位



萬世電機(7565)は順調に株価を上げて0.63→0.64→0.65→0.66へと順調に指数が上昇しています。
一方で、シャルレ(9885)と日本乾留工業(1771)は再びネットネット株圏内に戻ってきました。
ネットネット株全体としては、方向感が無い動きになっていました。
株式相場全体に方向性が出ていない状態ではやむを得ない動きと言えそうです。
来週以降、年末ラリーが始まってくれると嬉しいのですが・・・。
今週もご覧くださり、どうもありがとうございました。