よくある質問①~赤字のネットネット株にも投資すべきか?

今回から、新たに「よくある質問」シリーズをスタートすることにしました。

誰もが抱きがちなネットネット株投資の疑問についての個人的な考え方をお伝えしてゆきます。

第1回目の今回は、「赤字のネットネット株にも投資すべきか?」という質問に対する、個人的な考えを綴ってゆきます。

赤字ネットネット株にも投資すべきか?

ネットネット株投資を行っている人が直面する1つの悩みが、赤字企業にも投資するか、それとも黒字を維持しているネットネット株だけに投資するかということです。

海外ネットネット株を対象とした調査によると、赤字ネットネット株への投資はリターン向上につながる可能性があります。

どのようなロジックで赤字企業のリターンが高くなるのでしょうか?

業績が改善して黒字化したり、経営陣が合併や売却などの重大な判断を下したり、というカタリスト発生の可能性が高いからです。

したがって、ネットネット株投資のリターンを求めるならば、赤字ネットネット株にも投資すべきと言えます。

とはいえ、赤字企業への投資は、投資家の心理面に過度な負担を掛ける可能性があります。

ほとんどのネットネット株は、黒字企業であっても、収益性は平均的または平均以下の企業です。赤字が継続している企業であれば、事業を継続すればするほど資産が目減りしており、大きな不安を抱えながら数年にわたって投資を続けることになります。

そこで、資産の目減りという心理的負担を軽減したいのであれば、黒字企業に限定して投資すべきといえるでしょう。

結論

それぞれの投資家のリスク許容度によって、結論は異なります。

ある程度のリスクを負ってでも高リターンを追求したいのであれば、赤字ネットネット株を保有することになります。

最近であれば、桂川電機(6416)や加藤製作所(6390)をポートフォリオに加えることになります。

しかし、ある程度のリターン向上の機会を犠牲にしても、心理的負荷を軽減したいのであれば、赤字ネットネット株を避けて黒字企業のみでポートフォリオを組むべきことになります。

この点で私個人は、変動に耐えうる程度の金額を、赤字銘柄の購入に当てています。ただし、正味流動資産(流動資産-負債)が年を追うごとに減少しているような質の悪い赤字企業への投資は避けると共に、分散を図り赤字企業への集中投資を避けるようにしています。

このように赤字企業を購入するかは、自分のリスク許容度に依存する、ということになります。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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