こんにちは。しーげるです。
多くの投資家の皆さんは、投資のための何らかの「運用基本方針」をお持ちだと思います。
明文化している方もいれば、「明文化せず不文律のままだ」という方もおられるかもしれません。私の場合は、チャールズ・エリスのこの言葉を読んで以来、明文化することにしています。
投資家は長期の運用基本方針を策定したら文書ではっきり表現し、確認しておくべきである。最大の理由は、その場しのぎの方針変更からポートフォリオを守るためだ。短期的な市場危機により、方針への信頼が揺らぎそうな時、長期方針を貫き通すためである
『敗者のゲーム』〈原著第6版〉チャールズ・エリス
このたび、「運用基本方針」を大きく見直しましたので、この記事を通して、ご紹介します。
目次
- 非課税口座のうち、つみたてNISAでは全世界株式インデックスファンドに運用する。スイッチングできるDC口座や家族のiDeCo口座でも、原則として全世界株式インデックスファンドに運用するが、米国政策金利が上昇し、長短金利差が逆転し、社債スプレッドが拡大している状況下では先進国債券インデックスファンド(ヘッジ無し)で運用する。
- 上記1.を除く金融資産の大半をNNWC式ネットネット株で運用する。
- その他の資産としてゴールドに配分し、リスクヘッジをはかる。
上のような投資配分にしたのは、以下のような理由によります。
- 非課税口座で全世界株式インデックスファンドで運用するのは、投資地域・通貨・業種・銘柄分散をはかり、不必要なカントリーリスクを回避するため。ただし、金利状況によっては、DC・iDeCo口座の資金を先進国債券に移し、不必要なドローダウンを回避する。
- ゴールドに投資するのは、大規模な株式のショック安が発生する場合、NNWC式ネットネット株といえでも20-30%の下落は避けがたく、リスクを分散しておきたいため。また、インフレヘッジをはかるため。
2024年からスタートする新NISAでは、積立部分の120万円は全世界株式インデックスファンドに投資し、他の240万円の枠はNNWCネットネット株にあてるつもりです。
- DCやiDeCoで保有する全世界株式インデックスファンドは、VT連動型(楽天/SBI)の投資信託を用いる。
- ゴールドは米国ETF(IAU)を保有する。
- NNWC式ネットネット株は20銘柄程度に分散して保有する。
- 金融資産全体の年間目標運用利回り(インフレ調整後)を6%とする。
私個人は、現在、上記のような運用基本方針のもとに、資産の一部をネットネット株に投資しています。このブログでは、引き続き、ネットネット株投資をメインに扱ってゆきたいと考えています。
このような方針を明文化し、いつでも目を通すことで、過大なリスクを負わずに、厳しい相場の世界を生き残れるように努めています。
この記事もご覧くださり、ありがとうございました。