2019年10月に、ウィーワーク問題により4,000円を割ってしまったソフトバンクグループ(9984)ですが、最近は4,000円台後半に回復しています。
私個人は、ソフトバンクグループの株価の今後に期待を寄せています。
この記事では、ソフトバンクグループに期待できる2つの理由を綴ってゆきたいと思います。
目次
2020年1月9日現在の主要保有銘柄4社(アリババ・ソフトバンク・スプリント・Arm)の株価を基に算出したソフトバンクグループ1株当たりの株主価値は、「10,046円」です。


株価を株主価値で割った割安指数は「0.45」となります。
つまり、今すぐ株価が10,000円を超えても不思議ではないほどの株主価値を有しています。
ソフトバンクグループが保有する株式の内訳を見ると、圧倒的にアリババ株が多く、全体の51%を占めています。



ウィーワークやオヨが話題になりますが、ソフトバンクグループの株主価値を大きく左右するのはアリババの株価動向、業績であると言えます。
過去10年間の売上高を見ると、恐るべき右肩上がりです。
さすがアジア最大の時価総額を誇る企業です。



純利益も伸びており、貿易戦争の影響を微塵も感じさせません。



さらに注目は、投資家に配分できるキャッシュとも言えるフリーキャッシュフローの増加ペースです。



このフリーキャッシュフローの増加は、中国以外の新興国でのシェア拡大や他事業への投資に活用する余地を与えます。
また、現在は無配ですが、今後株主からは配当を出すよう圧力が増す可能性もあります。
ソフトバンクグループの株価上昇を期待しているのは、
- 株主価値と株価の差額が拡大しているから
- アリババの業績が好調であるから
という2つの根拠があるからです。
いずれかの根拠が薄弱になった時には、ソフトバンクグループを売却するつもりですが、現時点ではその気配はまったく表れていません。
今後の動きが楽しみな銘柄の一つです。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。