三社電機製作所(6882)がネットネット株圏内に入りつつあります。
三社電機製作所とはどのような銘柄なのか、ネットネット株投資家として「買い」と言えるのか、気になる方もおられるかもしれません。
今回の記事では、三社電機製作所が安全域の厚い銘柄として投資対象になるか、考えます。
目次
三社電機製作所は、半導体素子と電源機器の製造販売を行っている企業です。
電気機器メーカーであるため、景気変動には敏感に反応するシクリカル銘柄になります。


筆頭株主はパナソニックで22.5%の株式を保有しています。
買収防衛策を導入していません。
過去10年間の月足チャートを見ると、2018年初に記録した4分の1程度まで値下がりしており、底値圏で推移しています。



PERは49.9倍、PBRは0.41倍、ミックス係数は20.45です。
売上高は、国内外の需要の低迷が響き減収を計上しています。



また、10期ぶりの最終赤字を計上しています。



配当利回りは0.94%に留まっています。



流動資産の内訳は、現預金が26%、受取手形・売掛金が35%、商品・製品が17%とバランスが取れています。



流動資産から負債を差し引いた正味流動資産は120億円に達します。



時価総額79億円を正味流動資産120億円で割ったネットネット株指数は0.66となり、ネットネット株という計算になります。






ネットネット株指数が0.66となり割安です。
しかし、2020年3月期は最終赤字を計上していることや配当利回りが低いことなどが気になります。
個人的には、無理にポートフォリオに組み入れる銘柄ではないように思います。
今回もお読みくださり、ありがとうございました。