低位株でもありネットネット株でもある銘柄にナガホリ(8139)があります。
この記事では、ナガホリ(8139)とはどんな銘柄か、ネットネット株投資家として「買い」と言えるか、まとめました。
目次
ナガホリは、宝飾品の製造卸大手企業です。



もともと百貨店に注力しているため、今回のコロナウイルスによる中国観光客の激減の影響をダイレクトに受けていそうな企業です。



大株主には,関連会社や取引銀行、役員の名前が連なっています。
買収防衛策は導入していません。
現在は160円台で推移しており、上場来最安値圏です。



PBRは0.21倍です。
過去3年間は減収を計上していますが、200億円は維持しています。



2016年・2017年・2019年・2020年に最終赤字を計上しています。



2011年以降の配当実績がありましたが、2020年3月期には減配、2021年3月期には無配に転落する見通しです。



流動資産の内訳を見ると、現預金は13%に過ぎず、商品・製品が64%も占めています。



流動資産から負債を差し引いた正味流動資産は、51.0億円に達します。
3か月前に比べて正味流動資産が9000万円程度減少しています。



時価総額28.1億円を正味流動資産51.0億円で割ったネットネット株指数は「0.55」です。






最割安圏に沈んでおり、ネットネット株指数が0.55と非常に割安感が出ています。
しかし、インバウンド銘柄であり、過去10年間に4回の赤字を計しており、無配転落予想が出ており、お勧めできる銘柄ではありません。
現在、保有しているのですが、頃合いを見て売却する予定です。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。