ネットネット株圏を行き来している銘柄に加地テック(6391)があります。
この記事では、加地テックはどんな銘柄なのか、ネットネット株投資家として「買い」と言えるのか、まとめてみました。
目次
加地テックは、空気・各種ガスの高圧・超高圧コンプレッサを主力製品とするメーカーです。
燃料電池車用水素設備も手掛けています。
産業機械メーカーであるため、シクリカルな動きをする銘柄です。



造船、機械、プラントなどを手掛ける三井グループの重工業メーカー、三井E&S(旧・三井造船)が49.1%の株式を保有しています。
買収防衛策は導入されていません。
三井E&Sとの親子上場解消も期待できます。



コロナショックにより、2,700円台から1,500円台へと急落しました。
現在は1,800円前後で推移しています。
PERは15.4倍、PBRは0.51倍、ミックス係数は7.85です。
売上高はやや減収傾向です。



過去10年間に最終赤字を計上した年はありません。



配当支払実績は安定しており、予想配当利回りは2.15%です。



流動資産の内訳を見ると、現預金・預け金などの現金同等物は37%を占めています。



流動資産から負債を差し引いた正味流動資産は47億円です。



時価総額31億円を正味流動資産47億円で割ったネットネット株指数は0.66となり、ネットネット株です。






ネットネット株指数は0.66となり、現状の株価水準ではネットネット株になります。
ミックス係数は7.8、配当利回りは2.1%と割安感はなく、どうしてもポートフォリオに組み入れたい銘柄ではありません。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。