こんにちは、しーげるです。
12月22日時点でのNNWC式・NCAV式ネットネット株にサンエー化研(4234)という東証スタンダード銘柄があります。
サンエー化研は、軽包装材料(食品用包材、医療用包材、洗剤・トイレタリー用包材)、産業資材(剥離紙、粘着テープ)、機能性材料製品(表面保護フィルム)の製造・販売し、食品・医療・医薬品や日用品の包装材料から液晶製品関連部材の保護フィルムまで幅広い商品構成を持つメーカーです。
このサンエー化研は、ネットネット株投資家として保有できる銘柄なのでしょうか?
この記事では、以下の6つの視点から検討してみました。
目次
当企業の資産内訳(NNWCの計算式適用後)を見ると、70億円の現金預金や86億円相当の売上債権を保有しています。



負債の内訳を見ると、有利子負債倍率が0.2倍を超過しており、やや高めです。



高換金性資産から総負債を除いたNNWC(正味流動資産)は76億円です。



時価総額をNNWCで割ったネットネット株指数(P/NNWC)は0.64になり、NNWC式ネットネット株に該当しています。
また、NCAV式ネットネット株にも該当している銘柄です。
賃貸等不動産を保有しており、8.4億円の含み資産を持ち、安全域を厚いものにしています。
過去6年間のNNWC式ネットネット株指数の推移を確認すると、2018年以前は1.0を上回っており、指数の回帰性に期待できます。



また、正味流動資産も拡大傾向にあります。



売上高は、300億円程度で横ばい推移しています。



営業利益は、2023年3月期に赤字に転落する見通しです。



BPSは、過去10年間に1.37倍に拡大しています。



ROEは、好況期には5-7%を超えており、ネットネット株界隈ではまずまずの効率性です。



1998年以降、最終赤字に3度転落しています。



営業キャッシュフローは安定していますが、フリーキャッシュフローはやや不安定に推移しており、積極的な株主還元策の採用はあまり期待できません。



1998年以降、無配に転落した年はありません。配当利回りは4.61%です。



東日本大震災が発生した2011年3月の月間騰落率は△14.1%、コロナショックが発生した2020年2月から3月にかけての2か月間の期間騰落率は△33.3%で、それほど暴落耐性のある銘柄ではなさそうです。
買収防衛策が導入されていません。
アクティビストのアナァース・インターナショナルが保有しており、今後の動向に注目です。
現金預金や売上債権が厚く、含み資産を保有する企業で、財務基盤が安定しています。
正味流動資産やBPSは拡大しており、バリュートラップに陥っている可能性は感じませんし、配当利回りは高めである点は魅力です。
ネットネット株水準では購入してポートフォリオに組み入れておきたい銘柄です。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。