こんにちは、しーげるです。
5月25日時点でのNNWC式・かぶ1000式ネットネット株に金下建設(6346)という東証スタンダード銘柄があります。
京都府内・京都市内・近畿近郊で公共工事を中心とする建設事業(建築工事、土木工事、舗装工事、インフラ保全・整備、リニューアル工事)を展開する企業です。
この金下建設は、ネットネット株投資家として保有できる銘柄なのでしょうか?
この記事では、以下の6つの視点から検討してみました。
目次
当企業の資産内訳(NNWCの計算式適用後)を見ると、72億円の現金預金を保有しています。



負債の内訳を見ると、リース債務を除く有利子負債はありません。
高換金性資産から総負債を除いたNNWC(正味流動資産)は133億円です。



時価総額をNNWCで割ったネットネット株指数(P/NNWC)は0.45になり、NNWC式ネットネット株に該当しています。
また、かぶ1000式ネットネット株にも該当しています。
売上高は、100億円程度で低迷しています。



営業利益は、1998年以降、4回ほど赤字に転落しています。



BPSは、過去10年間に1.34倍に拡大しています。



ROEは、0%台で低迷しています。



1998年以降、最終赤字に4度転落しています。



営業キャッシュフローは安定していますが、フリーキャッシュフローはやや不安定に推移しています。



1998年以降、無配に転落した年はありません。配当利回りは1.8%です。



買収防衛策が導入されていません。
金庫株が43.36%に達しており、今後の動向に注目です。
過去3年間の最安値付近で推移しています。



現金預金が厚い財務基盤が安定した企業です。
収益性の低い銘柄ですが、ネットネット株指数が0.5を下回る水準では、安心して保有できる銘柄です。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。