先週末(2019年12月7日)時点で、ネットネット株は10銘柄でした。
今週のネットネット株の顔ぶれにどんな変化があったでしょうか?
この記事から、どの銘柄が一層割安になっているか、確認することができます。
当ブログでは、ネットネット株指数が0.67未満の銘柄を昇順(低い銘柄)にランキング公開しています。
ネットネット株指数は、以下の数式で求めます。
ネットネット株指数=時価総額÷正味流動資産(現預金+受取手形+売掛金+完成工事未収入金+電子記録債権+有価証券+投資有価証券-貸倒引当金-負債合計)
一見、複雑で分かりにくいのですが、言い換えれば、
ネットネット株指数=時価総額÷(換金性の高い資産-貸倒引当金-負債合計)
ということになります。
このネットネット株指数が1を割っていれば、企業がすぐに解散しても、株主は利益が得られる可能性が高い状態といえます。
そして、この数値が低ければ低いほど、安全域が厚く確保されていることになります。
目次
先週末9位にランキングしていたシャルレ(9885)は株価が上昇し、ネットネット株ランキングの圏外になりました。
一方、圏外だった瀧上工業(5918)が再びランクインしたため、ネットネット株銘柄数は先週末と変わらず「10」銘柄となっています。
ランキング1位~4位
ランキング2位の岩塚製菓(2221)は0.54→0.55、3位高田機工(5923)と4位中部水産(8145)の指数は0.56→0.57へと上昇を見せています。
ランキング5位~7位
5位丸八HD(3504)が0.58→0.59へと上昇しています。
その一方で、6位ダントーHD(5337)が0.61→0.60、7位昭栄薬品(3537)が0.63→0.62へと指数が低下して割安度を増しています。
ランキング8位~10位
8位の日本乾溜工業(1771)は今週も株価を下げて0.66→0.65へと指数も低下しています。
また、10位の瀧上工業(5918)は、0.67→0.66へと低下し、再びネットネットランキングに加わっています。
株式市場全体は大きく上昇した1週間でしたが、ネットネット株では,値上がりした銘柄が4つ、値下がりした銘柄も4つ、変化なしの銘柄が2つという微妙な結果でした。
大型株の上昇が落ち着いてから、ネットネット株にも資金が回って株価が上昇することを期待していますが、どうなるでしょうか。
今週もお読みくださり、どうもありがとうございました。