アリババの株価上昇で株主価値が上昇しているソフトバンクグループ(9984)

「ぼろぼろ、真っ赤かの大赤字」と孫さんが会見で語った、ソフトバンクグループの中間決算発表から、はや3週間が経過しました。

相変わらず株価は冴えませんが、保有株式の上昇により、ソフトバンク株主価値は上昇しています。

この記事では、どの程度、株主価値が上昇しているのか、チェックしていきたいと思います。

アリババ株の最近の動き:

ソフトバンクグループが大量保有している中国のアリババが11月26日、香港取引所に上場しました。

初値は公開価格を約6%上回り、順調な滑り出しとなりました。

その結果、年初来高値を更新し、一時200ドルを上回って取引されています。

アリババの発行済み株式数の約26%をソフトバンクグループ保有するため、アリババの株価上昇はソフトバンクグループの株主価値に直結しています。

株主価値の変化:

ソフトバンクグループが保有する主要4銘柄の評価額は次のように変化しています。

10/3011/611/27
アリババ6,1615,9836,441
ソフトバンク㈱2,2752,3142,309
スプリント1,5131,5131,458
Arm1,2901,2921,294
4銘柄・計11,23911,10211,502

アリババが5,983円から6,441円へと上昇しており、4銘柄の評価額全体を押し上げています。

1株当たりの4銘柄評価額11,502円から1株当たりの純負債を差し引いた1株当たり株主価値は9,312円となります。

11月26日のソフトバンクグループ終値は4,211円で、株主価値の半値以下で取引されていることになります。

まとめ:

アリババの香港市場上場をきっかけとした株価上昇により、ソフトバンクグループの割安性がさらに高まっていることが確認されました。

個人的には、アリババの現在の株価も決して割高ではないと考えています。

したがって、ソフトバンクグループは引き続きホールドで、値下がり局面では買い増しも検討してゆきたいと思います。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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