新たな年を迎えて、ネットネット株投資をスタートしたい、と考えている方もおられるかもしれません。
そこで、2019年末の数値を基に、ネットネット株ランキングを作ってみました。
これまでのネットネット株ランキングでは、正味流動資産を「かぶ1000」さん式で算出していました。
「かぶ1000」さん式とは、正味流動資産から、棚卸資産を除外し、投資有価証券を含める算出方法です。
しかし、今回のランキングからは、ベンジャミン・グレアムが『賢明なる投資家』で推奨する「NCAV」式で正味流動資産を算出しています。
ネットネットランキングの見方:
当ブログでは、ネットネット株指数が0.67未満の銘柄を昇順(低い順)にランキング公開しています。
ネットネット株指数は、以下の数式で求めます。
ネットネット株指数=時価総額÷正味流動資産(流動資産-総負債 )
このネットネット株指数が1を割っていれば、企業がすぐに解散しても、株主は利益が得られる可能性が高い状態といえますが、0.67を割るのは異常値といって過言ではありません。
この数値が低ければ低いほど、安全域が厚く確保されていることを意味します。


「かぶ1000」さん式で算出したランキングでも、ササクラ・丸八HD・萬世電機・中部鋼鈑といった銘柄はランクインしていました。
ササクラと日和産業はネットネット株指数が0.50を割っており、超割安な水準にあります。
今後、これら11銘柄がどのような値動きをたどるのか、要チェックです。
今回もご覧くださり、どうもありがとうございました。