【更新】第一建設工業(1799)の銘柄紹介 ― 割安な鉄道工事関連株

こんにちは。しーげるです。

11月15日時点でのNNWC式ネットネット株候補の1つに第一建設工業 (1799)という東証スタンダード銘柄があります。

第一建設工業は、線路工事など鉄道関連工事が主力の建設会社です。新潟市に本社があり、東京・信越・東北地方をメインのエリアにしています。

売上の80%をJR東日本との取引が占めています。

第一建設工業は、11月1日に2023年3月期第2四半期決算を発表し、昨年同期比で、売上高が2.6%の増収、営業利益が0.8%の増益を計上しました。

この第一建設工業は、ネットネット株投資家として、保有継続できる銘柄なのでしょうか?

この記事では、次の6つの視点をチェックしてゆきます。

①NNWC式ネットネット株指数

当企業の資産内訳(NNWCの計算式適用後)を見ると、現金預金が165億円に達しています。

売上債権は116億円ですが、取引の大半がJR東日本であるため、大きな懸念材料ではありません。

負債の内訳を見ると、有利子負債は計上されていません

総負債を除いたNNWC(正味流動資産)は401億円です。3ヶ月前から12億円ほど減少しています。

時価総額をNNWCで割ったネットネット株指数(P/NNWC)は0.71になり、現時点でネットネット株に該当していません

過去6年間のNNWCの推移を見ると、緩やかな増加傾向にあります。

2021年以前はネットネット株指数が1.0を上回っており、バリュートラップに陥っている可能性は低いように思われます。

②売上高・営業利益・BPS

1999年以降、売上高は緩やかな増加傾向にあります。

1999年以降、営業黒字を維持しています。

過去10年間でBPSは1.81倍ほど拡大しました。

③ROE

ROEは、好況期には7%に達しており、比較的効率性の良い企業です。

④キャッシュフロー

営業キャッシュフローは2020年を除いてプラスを維持しています。

また、多くの年でフリーキャッシュフローもプラス圏に留まっています。

このようにキャッシュフローが比較的安定しているため、業績改善の見通しが立つ際には、配当などの安定した株主還元策を期待できます。

実際に、2022年5月12日から2023年3月31日を取得期間として、発行済株式総数の0.98%を上限とする自社株買いを実施しています。

⑤配当

1999年以降、無配に転落したことはなく、増配傾向です。配当利回りは3.26%です。

⑥リスク

本社は新潟市に置かれており、南海トラフ巨大地震や首都圏直下型地震へのリスク耐性はあるように思われます。

現に、東日本大震災が発生した2011年3月の月間騰落率は+18.43%に達し、コロナショックが発生した2020年2月から3月にかけての2ヶ月間の期間騰落率は△5.39に留まっています。

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません。

BBHフィデリティ・ロープライスドストックファンドが7.11%の株式を保有しています。

海外投資家割合は18.0%です。会社提案の監査役2名の選任決議の賛成割合は86%程度に留まっており、アクティビストの介入余地はあるかもしれません。

なお、岡三アセットマネジメントが監査役選任決議に反対票を投じています。

まとめ:

有利子負債のない財務基盤の安定した割安株です。

売上高・営業利益・BPS・キャシュフロー・ROEは安定的であり、安心して保有できる銘柄です。

赤字が続く地方鉄道路線が縮小し、第一建設工業の売上高が伸び悩む可能性に注意を払いつつ、保有してゆきたいと考えています。目標株価は1,920円ほどです。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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