知多鋼業(5993)の銘柄紹介 ― 割安な ばね(自動車部品)メーカー

9月13日現在のNCAV式・NNWC式・かぶ1000式ネットネット株の1つに知多鋼業(5993)という名証メイン銘柄があります。

知多鋼業は、 2輪・4輪車向けを主力とする独立系のばね中堅メーカーです。

取扱製品は、

  • 線ばね(圧縮コイルばね、引張コイルばね、ねじりコイルばね、線細工ばね)
  • 薄板ばね・プレス加工品(リーフバルブ、リーフスプリング、ノンリタンバルブ、リードバルブ、スナップリング)
  • パイプ成形加工品(切断加工、切削加工、セレーション加工、プレス加工、ベンド加工、スエージ加工、バーリング加工、研磨加工)
  • 歯科医療品・切削加工品

などです。

主要取引先はKYBや住友理工で、海外売上高比率は16.3%程度に留まっています。

この知多鋼業は、ネットネット株投資家として、保有できる銘柄なのでしょうか?

この記事では、次の6つの視点をチェックしてゆきます。

①NNWC式ネットネット株指数

当企業の資産の内訳(NNWCの計算式適用後)を見ると、現預金を102億円保有しており、安定的な資産内容です。

負債を見ると、直近の有利子負債倍率は0.05倍で健全な水準です。

高換金性資産から総負債を除いたNNWC(正味流動資産)は127億円です。

時価総額をNNWCで割ったネットネット株指数(P/NNWC)は0.50になり、現時点で割安なネットネット株に該当しています

なお、他類型のネットネット株指数を確認すると、NCAV式でも0.56、かぶ1000式でも0.52となり、ネットネット株になっています。

2018年以前には、ネットネット株指数が1.0を上回っており、指数の回帰性にある程度期待することができそうです。

NCAVは一貫して上昇しています。

②売上高・営業利益・BPS

1998年以降、緩やかな上昇トレンドをたどっています。

営業利益は10億円前後を維持しており、本業での儲けが一定水準確保されています。

過去10年間でBPSが1.95倍に拡大しています。

③ROE

ROEは、好況期には8%を超えて推移しています。

純利益は上昇傾向にあります。2010年以外は、黒字を維持している点も評価できます。

④キャッシュフロー

営業キャッシュフローはプラスを維持しており、フリーキャッシュフローも2009年以降、プラス圏を維持しています。

このようにキャッシュフローが安定的であるため、増配や自社株買いなどの安定した株主還元策を期待できます。

⑤配当利回り

1998年以降、安定した配当支払実績があり、増配傾向です。配当利回りは2.44%です。

⑥リスク

東日本大震災が発生した2011年3月の月間騰落率は±0%、コロナショックが発生した2020年2月から3月にかけての期間騰落率は△12.18%で暴落耐性のある銘柄です。

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません。

直近株主総会での会社側提案の決議事項の賛成割合は97%に達しており、アクティビストの介入余地は乏しそうです。

まとめ:

現金預金が厚めのネットネット株です。売上高や営業利益、ROE、キャッシュフローは堅調に推移しており、魅力的な銘柄です。

個人的には、ポートフォリオに組み入れておきたい銘柄の1つです。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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