貸借対照表を確認するときのチェックリスト

こんにちは、しーげる(@siegel)です。

投資判断を下す際、極力,チェックリストを使って、ミスを防ぐように心がけています。

投資対象銘柄の貸借対照表(バランスシート)を確認する際にも幾つかのチェック項目を儲けています。

もちろん、貸借対照表から関係する数字を拾えば、ネットネット株指数を算出することができます。しかし、割安度のより深い銘柄を選択するために、個人的に、次のような点をチェックするようにしています。

①「現金及び預金」が流動資産の30%を超えているか?

貸借対照表に記載される科目の中で、最も信頼度が高い資産は、「現金及び預金」です。

「現金及び預金」や「預け金」に計上されている現金同等物の割合が高ければ高いほど、企業の資産価値の信頼度は高くなります。2%程度のインフレが進む中にあっては、この信頼性は変わりません。

投資判断をする際、個人的な目安として、「流動資産に占める『現金及び預金』が30%を超えているか?」を確認しています。

②「受取手形及び売掛金」が流動資産の30%を超えている場合、主要取引先は新興国企業ではないか?

「受取手形及び売掛金」は売上債権であり、その大半が回収されることを期待できます。

たとえば、国内の上場企業を取引先にしているようなメーカーであれば、計上されている売上債権はほぼ全額回収されるでしょう。しかし、新興国の企業を取引先にしているようなメーカーであれば、全額の回収を期待することは困難なケースがあります。

したがって、「受取手形及び売掛金」の割合が流動資産の30%を超えるような場合は、海外売上高の割合も確認するようにしています。日本や先進国の取引がメインであれば問題はありませんが、新興国の売上高が全体の30%を超える水準に達していれば、「受取手形及び売掛金」の価値を差し引いて考慮しています。

③棚卸資産が流動資産の30%を超えている場合、現金化の困難な「商品及び製品」が多く含まれていないか?

棚卸資産には、「商品及び製品」「仕掛品」「原材料及び貯蔵品」などの科目が含まれます。

流動資産のうち、これら棚卸資産が多い場合は注意が必要です。個人的には流動資産のうち棚卸資産が30%以上を超える場合には、その内容に注意を払うようにしています。

たとえば、棚卸資産の大半が「原材料及び貯蔵品」で、銅やアルミニウムなどコモディティ化したものであれば、現金化しやすく価値の減損は発生しにくいと思われます。

しかし、棚卸資産の大半が5年前の売れ残りの衣料品であれば、そのまま現金化することは難しいでしょう。それどころか、誰かに引き取ってもらうために費用が発生することさえあるかもしれません。

したがって、「棚卸資産が流動資産の30%を超えている場合、棚卸資産には現金化の困難な『商品及び製品』が多く含まれていないか」をチェックしています。

④負債に占める有利子負債の割合が30%を超えていないか?

負債のうち、「借入金」「社債」「リース債務」などの有利子負債が過大であると、一時的な業績不振が、その企業の致命傷になることがあります。

したがって、個人的には、「負債に占める有利子負債の割合が30%を超えていないか?」を一つの目安にしています。

まとめ

基本的に、流動資産は1年以内に換金される資産ですから、信頼度の厚い数字と言えます。また、負債についても、ネットネット株投資では安全域の厚い銘柄に投資するため、追加の分析の必要性は乏しいのかもしれません。

しかも、いずれかのチェック項目を満たさないとしても、他の要素を考慮した結果、安全域が厚いとみなしてポートフォリオに加えることがあります。

しかし、自信を持って自己資金を投じ、保有を続けるには、この程度の確認は必要不可欠だと考えています。

また、こうしたチェックリストが通用しない業種、たとえば不動産業や金融業銘柄は、投資対象にしないようにしています。

この記事もご覧くださり、どうもありがとうございました。

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