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昭和パックス (3954)の銘柄紹介 ― 割安なクラフト紙袋首位メーカー

6月14日時点でのNNWC式・かぶ1000式ネットネット株に昭和パックス(3954)という東証スタンダード銘柄があります。

昭和パックスは産業用包装資材メーカーで、以下のような製品を製造しています。

  • 重包装袋(石油化学製品用袋、セメント・窯業用袋、化学薬品用袋、農産物用袋、肥料用袋、食品用袋)
  • コンテナ(大型・超大型輸送容器)
  • フィルム製品(熱収縮包装用フィルム、パレット包装用フィルム、農業用フィルム、二次加工用フィルム)
  • 包装機装置システム(簡易包装機、自動包装機)

このうち、粒体(米麦、プラスチックレジン)や粉体(小麦粉・塩・砂糖等の食品や化学薬品等)の輸送容器に使用されるクラフト重包装用紙袋は国内トップシェアを誇ります。

海外売上高比率は、12.2%に留まっています。

この昭和パックスは、ネットネット株投資家として購入できる銘柄なのでしょうか?

この記事では、以下の7つの視点から検討してみました。

①NNWC式ネットネット株指数

当企業の資産内訳(NNWCの計算式適用後)を見ると、80億円分の現預金を保有しており、安定的な資産内容です。

負債の内訳を見ると、有利子負債は11億円程度であり、有利子負債倍率が0.06に抑えられています

高換金性資産から総負債を除いたNNWC(正味流動資産)は112億円です。

時価総額をNNWCで割ったネットネット株指数(P/NNWC)は0.62になり、NNWC式ネットネット株に該当しています。

過去6年間のNNWCの推移を見ると、着実に積み上がっています。

また、ネットネット株指数は、過去6年間で最も割安な水準に達しています。

2018以前は、ネットネット株指数1.0以上を回復しているため、株価の回復によりネットネット株指数が回帰することを期待できます。

②売上高・営業利益・BPS

売上高の増減は激しいものの、長期的には上昇トレンドで推移しています。

営業利益は黒字を維持しており、本業での儲けを出し続けています。

BPSは、過去10年間で2.17倍に成長しています。

③ROE

ROEは、好況期に7%を超える水準に達しています。

過去24年間に最終損失を計上したことはありません。

④キャッシュフロー

2002年以降、営業キャッシュフローはプラスを維持しています。

また、2015年以降、フリーキャッシュフローもプラスを維持しています。

このようにキャッシュフローが安定しているため、増配や自社株買いなどの安定した株主還元策を期待したいところです。

⑤配当

1999年以降、無配に転落した年はありません。現在の配当利回りは2.57%です。

⑥リスク

工場は分散しており、災害に対して脆弱であるようには見受けられません。

⑦株価

過去3年間で底値に近い株価水準に位置しています。

出典:SBI証券

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません

海外投資家の株主割合は4.6%であり、直近の株主総会決議の賛成割合は97%を超えているため、アクティビストの介入の気配はありません。

まとめ:

現金預金が厚い財務的に安定したネットネット株です。分散された投資有価証券や都内の賃貸不動産を保有しており、良質な資産バリュー銘柄と言えそうです。

売上高・営業利益・BPS・NNWCともに上昇基調にあり、ROEやキャッシュフローも比較的良好です。

したがって、下値余地は乏しく、安心して保有できる銘柄と言えそうです。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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