今月の名言:「安全域は、常に支払われる価格によって決まる」(グレアム)

NCAV式ではなく、NNWC式のネットネット株を保有する理由

こんにちは、しーげる(@siegel)です。

株式ポートフォリオでは、ネットネット株を中心に保有しています。

一般的に、ネットネット株とは、NCAV型の計算式[時価総額/(流動資産ー総負債)]で得られる数値が0.66未満の銘柄を指します。

これまではこのNCAV型のネットネット株を中心に購入対象にしてきました。

しかし、今後、NNWC型の計算式[時価総額/(現預金+売上債権✕0.8+有価証券・投資有価証券✕0.8+その他流動資産✕0.5+その他固定資産✕0.15)]によって得られる数値が0.66未満のネットネット株を購入対象にすることにしました。

この記事では、保有する銘柄をNCAV型からNNWC型に変更した理由を取り上げています。

理由①資産の価値をより正確に測ることができる

NCAV型の計算式では、流動資産を全て等しい価値を持つものとして評価しています。

つまり、現金も売れ残った棚卸資産も同じ価値を持つことになります。

一方、NNWC型の計算式では、売上債権・有価証券を80%、棚卸資産を50%で評価します。

そのため、流動資産の科目ごとに価値の軽重をつけることが可能であり、資産の価値をより正確に見積もることができます。

理由②固定資産の投資有価証券を価値算定に含めることができる

NCAV型の計算式では、固定資産に属する投資有価証券を含めません。

しかし、流動資産の有価証券と固定資産の投資有価証券の間には、多くの場合、価値に大きな違いは見い出せません。

この点で、NNWC型の計算式では、固定資産の投資有価証券を価値算定に含めることができ、企業の資産価値をより正確に測ることができると考えられます。

理由③より保守的な財務内容の銘柄を選択できる

NNWC型の計算式では、売上債権・有価証券を80%、棚卸資産を50%で計算することになります。

したがって、景気後退局面において生じやすい債権回収の失敗や保有株式の下落、売上高減少などによる資産価値の毀損をあらかじめ含めて資産評価することができます。

その結果、NCAV型の計算式よりもはるかに保守的な財務内容の銘柄しか対象対象に残らないことになり、安全域の広い銘柄に投資しやすくなります。

まとめ

上記の3つの理由から、当面の間、NCAV型ではなく、NNWC型のネットネット株への投資を行うことにしました。

計算式がやや複雑であるという難点はありますが、NNWC型のネットネット株を中心に監視してゆく所存です。

今回も記事をお読みくださり、ありがとうございました。

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