イサム塗料(4624)の銘柄紹介 ― 割安な塗料メーカー

こんにちは、しーげる(@siegel)です。

NNWC式ネットネット株の1つにイサム塗料(4624)という東証スタンダード銘柄があります。

イサム塗料は、自動車補修用をメインとする中堅塗装メーカーです。

このイサム塗料は、5/10(火)に22年3月期決算を発表しました。昨年同期比で、売上高は1.3%の減収、営業利益は7.6%の減益を計上しています。

このイサム塗料は、ネットネット株投資家として、保有対象となる銘柄なのでしょうか?

この記事では、次の6つの視点でチェックしてゆきます。

①NNWC式ネットネット株指数

当企業の資産の内訳を見ると、長期預金を含む現金預金が65億円、投資有価証券が33億円に達しています。

一方、リース負債を除く有利子負債はありません。

NNWC式の正味流動資産は109億円に達します。

時価総額をNNWCで割ったネットネット株指数(P/NNWC)は0.54になり、NNWC式ネットネット株に該当します。

NNWCは拡大傾向にあります。

また、過去6年間のNNWC式ネットネット株の推移を確認すると、指数1.0を回復している時期もあり、バリュートラップに陥っている可能性は乏しそうに見えます。

②成長性

売上高は減少傾向にあります。

営業利益は、黒字を維持しているもの、低迷しています。

BPSは過去10年間で1.54倍に拡大しています。

③ROE

ROEは、好況期に7%を超過して推移しており、まずまずの水準に達しています。

過去24年間に最終損失を計上したことがない点も評価できます。

④キャッシュフロー

営業キャッシュフローは、2002年以降、プラスを維持しています。

また、フリーキャッシュフローも多くの年でプラスを維持しています。

キャッシュフローが比較的安定しているため、経営方針次第では、増配や自社株買いなどの株主価値向上策を図ることはできそうです。

⑤配当

1999年以降、無配に転落した年はありません。配当利回りは1.69%です。

⑥リスク

本社は大阪市福島区、工場は滋賀県草津市に所在しており、津波の被害想定エリアには位置していません。生産拠点が1箇所に集中している点で脆弱性があることには留意が必要です。

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません。

海外投資家による株主保有は4.7%程度であり、株主総会の賛成割合が93%を超えていることから、アクティビストによる介入も想定できません。

光通信が買い増しており、今後の動向に注目です。

まとめ:

現金預金が資産の大半を占める堅固なNNWC型のネットネット株です。

売上高・営業利益は低迷していますが、NNWC・BPSは拡大しており、ROE的にも効率性が認められる銘柄です。24年間最終黒字を維持しており、キャッシュフローも比較的安定しています。

有利子負債もほとんどなく、財務が盤石であるため、全体相場が下落したとしても、下値余地は乏しいと考えられます。

流動性が低い銘柄ですが、チャンスがあれば保有しておきたい銘柄の1つです。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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