丸尾カルシウム(4102)の銘柄紹介 ― 日本ペイント株を大量保有するネットネット株

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

かぶ1000式ネットネット株の1つに丸尾カルシウム(4102)という東証2部銘柄があります。

この丸尾カルシウムは、最新の財務内容から、ネットネット株投資家として保有できる銘柄なのか、調べてみたいと思います。

以下の7つの要素を1つずつ確認してゆきます。

①業種

丸尾カルシウムは、工業用カルシウム専業メーカーです。

したがって、個人的に投資対象から外している不動産業・金融業銘柄には該当しません。

この記事では、丸尾カルシウムの同業他社として、建材・工業薬品メーカーの神島化学(4026)、石膏ボード大手メーカーのチヨダウーテ(5387)と比較します。

②ネットネット株指数

当企業の高換金性資産の内訳を見ると、現預金と売上債権と投資有価証券がほぼ同じ割合で保有されています。

この有価証券には、日本ペイントの40.6万株などが含まれています。

負債の内訳を見ると、有利子負債が33%を占めています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は48.1億円です。

時価総額を正味流動資産で割ったかぶ1000式ネットネット株指数は0.62になり、現時点でネットネット株に該当しています

NNWC式でも、ネットネット株指数が1.0を下回っています。

NetCash
NetQuick2.63
NCAV1.30
NNWC0.69
かぶ1000式0.62

③バリュートラップの危険性

2019年以前は、ネットネット株指数が1.0以上に達しており、ネットネット株指数の回帰性に期待できそうです。

丸尾カルシウムの正味流動資産は増加傾向にあります。

④売上高・営業利益・BPS

売上高は微増傾向です。

丸尾カルシウムは、類似業2社に水をあけられています。

営業利益の推移を見ると、2010年以降は営業黒字を維持しています。

類似業2社と比較すると、神島化学には水をあけられています。

過去10年間のBPSは、2.03倍に成長しています。

⑤ROE

ROEは好況期に7%程度に達しています。その要因を探るため、資金効率の内容をデュポン分解してみます。

当期純利益率を見ると、2010年以降、最終黒字を維持しています。

一方、総資産回転率は0.7回を切っています。

財務レバレッジは1.8倍程度です。

経営陣はROEの目標を8%に設定していますが、そのためには純利益率の改善が必要です。

⑥キャッシュフロー

2000年以降、営業CFはすべての年でプラスを維持しています。

また、フリーキャッシュフローは2016年以降、プラス圏をキープしています。

キャッシュフローが比較的安定しているため、業績が上向けば積極的な株主価値向上策を期待することができそうです。

1998年以降、無配年度はありません。

⑦株価

株価は、過去3年間の最安値水準から僅か9.2%程高い水準で推移しており、「底値圏」とみなすことができます。

出典:SBI証券

その他

買収防衛策は導入されていません

海外投資家割合は1.6%に留まっていることにくわえ、直近株主総会決議の賛成割合は99%を超えており、アクティビストの介入余地は乏しそうです。

まとめ

高換金性資産に投資有価証券を多く含むため、保有株式の低迷により資産価値が毀損する可能性がありますが、かぶ1000式のネットネット株指数的には割安であるため、ポートフォリオに加えておいても良い銘柄だと思います。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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