タイガースポリマー (4231)の銘柄紹介 ― 割安なホース・ゴムシートメーカー

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株銘柄の1つにタイガースポリマー (4231)という東証1部銘柄があります。

このタイガースポリマーは、ネットネット株投資家としてホールドできる銘柄なのでしょうか?

あらためて、以下の7つの観点から、考慮してみました。

①業種

家電用ホースでも高シェアを誇る、ホース・ゴムシート自動車用部品の大手メーカーです。

したがって、不動産業や金融業銘柄ではありません

この記事では、比較対象銘柄として、自動車部品などを扱うプラスチック加工大手の児玉化学(4222)、自動車部品を中心とした工業用樹脂部品大手の三光合成(7888)を取り上げます。

②ネットネット株指数

当企業の流動資産の内訳を見ると、現金が43%を占めており、安定的です。

負債の内訳を見ると、有利子負債が23%を占めています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は134億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.65になり、現時点でネットネット株に該当しています。

他の計算式を確認すると、NNWC式でもネットネット株に該当しています。

Net Cash
Net Quick1.18
NCAV0.65
NNWC0.63
かぶ1000式0.77

③バリュートラップの危険性

2019年以前は、ネットネット株指数が1.0を上回っており、指数の回帰性に期待を寄せることができそうです。

一方、NCAVは2018年以降、伸び悩んでいます。

④売上高・営業利益・BPS

売上高は上昇トレンドをたどっています。

類似企業と比較しても、タイガースポリマーの売上高の伸びは順調です。

営業利益は、1998年以降、赤字を計上したことがありません

類似企業の営業利益率と比較すると、大きな差異はなく、3%前後になっています。

過去10年間で、BPSは1.61倍に成長しています。

⑤ROE

ROEは、好況期には7%を超える水準に達しています。資本効率の問題点をデュポン分解して探ってみます。

純利益率は、1998年以降、2009年以外の年に最終損失を計上していない点は評価できます。

総資産回転率は1.0回を割り込んでいます。

財務レバレッジは1.4倍程度に抑制されています。

⑥キャッシュフロー

営業キャッシュフローは安定してプラスで推移していますが、フリーキャッシュフローがマイナスに転落する年が見られます。

フリーキャッシュフローがやや不安定であるため、配当や自社株買いなどの安定した株主還元策を大きく期待することは難しいのかもしれません。

とはいえ、1998年以降、配当支払実績を持っており、無配に転落したことはありません

⑦株価

現在の株価は、過去3年間安値からは18.2%程高い水準で推移しています。

その他の特記事項

買収防衛策を導入しています。

海外投資家の割合は6.4%に留まっており、アクティビストの介入による株主価値向上はあまり期待できない銘柄です。

まとめ:

ネットネット株指数的には割安で、営業利益率や純利益率が一定の水準を維持している点は評価できます。

しかし、フリーキャッシュフローがマイナスに落ち込むことがあり、買収防衛策を導入している点が気になります。しかし、景気回復局面では、株価の回帰性に期待を寄せることができ、下値も極めて限定的であることから、個人的には、引き続き、ポートフォリオに組み入れておきたい銘柄です

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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