アクティビストのオアシスが投資する企業は?

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

香港のアクティビストであるオアシスは、このたびMBOを発表した片倉工業(3001)の大株主であることで知られています。

オアシスは、2014年以来、片倉工業に対して、赤字事業の閉鎖などさまざまな提案を行ってきました。

2019年3月に、片倉工業の株価が1,300円前後であった頃、オアシスは「片倉工業の価値が中期的に3倍以上になると確信している」と語っていました。しかし、当時の株価から1.6倍程度の2,150円で、このたびのMBOに賛同しました。

このオアシスとは、どのようなアクティビストなのでしょうか?また、現在、どのような銘柄に資金を投じているのでしょうか?

この記事では、そのような点をまとめてみました。

オアシスのアクティビストとしての特徴

菊地正俊氏の『アクティビストの衝撃』によれば、アクティビストとしてのオアシスには、次のような特徴があります。

  1. 変わった株主提案を行う
  2. オーナー系企業や親子上場企業にも投資する
  3. ハイ・プロファイルを好む

①オアシスは、時々変わった内容の株主提案を行うことで知られています。たとえば、2018年6月に、安藤ハザマの株主総会で、近年重大事故が繰り返し発生したとして、「安全衛生管理の徹底」を定款に盛り込むよう株主提案をしました。また、片倉工業に対しても、2017年から2018年にかけて、「ROEを意識した経営」を定款に盛り込むように求めたことがあります。主張は正当であり、多くの株主にとっても異論はないはずですが、定款に含めるべき内容ではない、ということで、いずれも否決されました。

②オアシスは、オーナー系企業や親子上場にも投資してきました。たとえば、創業者の熊谷正寿氏が株式を大量保有するGMOインターネットや南部靖之氏が大量保有するパソナグループ、パナソニックの上場子会社であるパナホーム、アルプス電気の子会社であるアルパインなどに投資し、企業価値向上に向けた提案を行っています。

③多くのアクティビストが、メディアへの露出を避け、ロープロファイルを維持する一方で、オアシスは積極的にマスコミに取り上げられることを好んでいます。オアシスはマスコミに出ることで、知名度を上げて,資金調達につなげたい戦略があると考えられています。

オアシスが投資する企業は?

大量保有報告書や変更報告書で把握できる、オアシスの投資企業と保有割合は以下のとおりです。

6736サン電子16.15
3865北越コーポレーション8.50
1719安藤ハザマ8.01
6706電気興業7.45
8595ジャフコグループ5.26
5901洋缶HD3.76
9632スバル1.13

特定の業界だけではなく、幅広い業界に投資を行っていることを窺えます。

片倉工業のMBO成立により、オアシスの現金が潤沢になるため、今後、上記の企業への投資額が拡大することになるか、注目してゆきたいところです。

この記事もご覧くださり、どうもありがとうございました。

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