知多鋼業(5993)の銘柄紹介 ― 割安な ばね(自動車部品)メーカー

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株候補の1つに知多鋼業(5993)という名証2部銘柄があります。

知多鋼業は、10/7(木)に、22年2月期第2四半期(3-8月)の決算を発表しました。売上高は前年同期比で46.6%の増収、営業利益は12倍の増益を計上しています。

この知多鋼業は、ネットネット株投資家として、購入し得る銘柄なのでしょうか?

この記事では、次の8つの視点をチェックしてゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

知多鋼業は、 2輪・4輪車向けを主力とする独立系のばね中堅メーカーです。

したがって、不動産業や金融業銘柄ではありません

この記事では、比較対象銘柄として、精密バネ大手のアドバネクス(5998)と自動車用ばね大手の中央発條(5992)を取り上げます。

②時価総額が100億円以下か?

10月8日(終値:717円)の時価総額は69億円で、値動きの軽い小型株です。

③ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、現預金が58%を占めており、安定的な資産内容です。

負債の内訳を見ると、有利子負債は26%です。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は100.5億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.69になり、現時点でネットネット株に該当していません

なお、他累計のネットネット株指数を確認すると、NC(Net Cach)以外は1.0を下回っており、NNWC式・かぶ1000式では0.66を下回るネットネット株です。

NC1.74
NQ0.84
NCAV0.69
NNWC0.59
かぶ10000.60

④好況期にネットネット株指数は1.0を回復しているか?NCAVは縮小していないか?

2018年以前には、ネットネット株指数が1.0を上回っており、指数の回帰性にある程度期待することができそうです。

NCAVは一貫して上昇しています。

⑤過去20年間の売上高・営業利益は同業他社と比較して縮小していないか?

1998年以降、緩やかな上昇トレンドをたどっています。

類似企業を比較すると、知多鋼業が他社に比べ大きく売上高を伸ばしていることが見えてきます。

営業利益は10億円前後を維持しており、本業での儲けが一定水準確保されています。

類似企業の営業利益率と比較すると、高水準の営業利益率を保っています。

⑥好況期のROEが7%以上あり、直近10年間で自己資本が1.5倍以上成長しているか?

ROEは、好況期には8%を超えて推移しています。資本効率の課題をデュポン分解して探ってみます。

純利益率は上昇傾向にあります。

総資産回転率は低下傾向にあります。

財務レバレッジは1.3倍程度です。

ROEの改善には、総資産回転率の向上が必要です。

自己資本は、過去10年間で、82.4%拡大しています。

⑦営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローがプラスを維持しているか?

営業キャッシュフローはプラスを維持しており、フリーキャッシュフローも2009年以降、プラス圏を維持しています。

このようにキャッシュフローが安定的であるため、配当などの安定した株主還元策を期待できます。

1998年以降、安定した配当支払実績があります。

⑧株価は過去3年間の底値圏にあるか?

現在の株価は、過去3年間の最安値から33.5%程度上昇した水準で推移しているため、底値圏とは言えません。

出典:SBI証券

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません。

まとめ:

ネットネット株指数的にはすぐに購入したい水準ではありませんが、売上高や営業利益率は堅調に推移しており、魅力的な銘柄です。資本効率性やキャッシュフローの観点からも魅力ある銘柄です。

これからも監視を続け、市場の暴落などにより、値下がりした局面では購入したい銘柄の一つです。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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