SECカーボン (5304)の銘柄紹介 ― 黒鉛電極の世界トップシェアの割安株

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株候補の1つにSECカーボン(5304)という東証2部銘柄があります。

このSECカーボンは、ネットネット株投資家として、購入し得る銘柄なのでしょうか?

結論を申し上げると、「ネットネット株水準では、ポートフォリオに組み入れておきたい銘柄」です。

なぜ、そのような結論に至るか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

SECカーボンは、アルミ製錬向け電極で世界高シェアを誇る独立系炭素製品の大手メーカーです。

したがって、個人的に投資を控えている不動産業や金融業銘柄ではありません

この記事では、比較対象銘柄として、炭素製品の大手の日本カーボン(5302)と電極・ファインカーボン、摩擦材に強みを持つ東海カーボン(5301)を取り上げます。

②時価総額が100億円以下か?

8月18日(終値:5,660円)の時価総額は234億円で、ネットネット株界隈ではやや大きめの企業です。

③ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、現預金が44%を占めており、安定的な資産内容です。

負債の内訳を見ると、有利子負債はありません

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は350億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.67になり、ぎりぎりネットネット株に該当していません。

④好況期にネットネット株指数は1.0を回復しているか?NCAVは縮小していないか?

2020年以前には、ネットネット株指数が1.0を上回っており、指数の回帰性にある程度期待することができそうです。

NCAVは上昇傾向にあります。

⑤過去20年間の売上高・営業利益は同業他社と比較して縮小していないか?

売上高の増減は激しいものの、長期的には上昇トレンドで推移しています。

類似企業と比較すると、東海カーボンが大きく売上高を伸ばしていますが、SECカーボンは日本カーボンと同じような売上高動向になっています。

営業利益は2016,2017年以外で黒字を維持しており、本業での儲けを出しています。

類似企業の営業利益率と比較すると、SECカーボンが最も高い水準で推移しています。

⑥好況期のROEが7%以上あり、直近10年間で自己資本が1.5倍以上成長しているか?

ROEは、好況期には7%を超える水準に達しています。資本効率の課題をデュポン分解して探ってみます。

2018年以降の純利益率は10%を超えています。

総資産回転率は0.5回を下回っています。

財務レバレッジは1.1倍程度です。

純利益率が高いため、ROEが高水準で推移しています。

自己資本は上昇傾向にあります。

⑦営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローがプラスを維持しているか?

2000年以降、営業キャッシュフローはプラスを維持しています。

また、2013年以降、フリーキャッシュフローもプラスを維持しています。

このようにキャッシュフローが安定しているため、配当や自社株買いなどの安定した株主還元策を期待できます。

実際に、1998年以降、安定した配当実績を持っています。

⑧株価は過去3年間の底値圏にあるか?

現在の株価は、過去3年間のほぼ底値水準です。

出典:SBI証券

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません

まとめ:

株価は過去3年間の底値水準で、ネットネット株指数的にも割安になりつつあります。

売上高や営業利益は上昇傾向にあるうえ、資本効率性は良好で、キャッシュフローは安定しています。そのため増配や自社株買いといったカタリストを期待することもできます。

ネットネット株水準では購入しておきたい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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