大阪製鐵 (5449)の銘柄紹介 ― 再び割安になってきた日本製鐵子会社

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

直近で株価が下がってきたネットネット株候補の1つに大阪製鐵(5449)という東証1部企業があります。

この大阪製鐵は、ネットネット株投資家として保有対象になる銘柄でしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

大阪製鐵は、日本製鉄グループの中核電炉メーカーで、エレベータレールでは国内トップを誇る企業です。

したがって、不動産業や金融業銘柄ではありません

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、現金同等物が53%を占めています。これには日本製鐵への預け金が含まれます。

負債の内訳を見ると、有利子負債は47%に達しています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は713億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.67になり、現在の株価水準ではぎりぎりネットネット株に該当しません。

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

売上高の変動幅が大きい企業ですが、現在は800億円前後で推移しています。

EPS(1株当たり利益)の振れ幅も大きいですが、2001年以降、プラス圏を維持している点は評価できます。

NCAVはまったく増加していません

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

好況期にはROEが7%を超えています。

BPSの過去10年間の成長率は28%増に留まっています。

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2019年以前は、ネットネット指数が1.0以上で推移していました。

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は480億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は328%有利子負債自己資本比率が15%であるため、基準をクリアしています。

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

1,100円前後で推移する現在の株価は、底値圏と言えます。

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません。が、株主優待でクオカードを出しており、個人株主を増やしてアクティビストの買収に対抗しようという経営陣の意図を感じます。

日本製鐵が60.6%の株式を保有しており、親子上場解消期待銘柄です。

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?OK
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?OK
⑥時価総額は100億円以下か?
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?OK
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?OK

限りなくネットネット株に近い割安株です。親会社に預け金を預託する一方で、有利子負債を抱えており、親子上場の弊害が感じられる銘柄です。今後、企業価値を高める施策を講じることに淡い期待を抱きつつ、ポートフォリオに含めることも検討したい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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