昭栄薬品(3537)の銘柄紹介 ― 花王株を大量保有するネットネット株

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

棚卸資産を除外して投資有価証券を加味して正味流動資産を算出するかぶ1000流のネットネット株の1つに昭栄薬品(3537)というJASDAQ企業があります。

この昭栄薬品は、ネットネット株投資家として引き続き保有できる銘柄でしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

昭栄薬品は環境負荷が低いパーム・ヤシ等の天然油脂の化学商社です。

そのため、投資対象から外している不動産業や金融業銘柄ではありません

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の換金性の高い資産の内訳を見ると、有価証券が46%を占めています。この大半が69万株ほどの花王株です。

負債の内訳を見ると、有利子負債は10%程度です。

換金性の高い資産から総負債を除いた正味流動資産は64億円です。

時価総額を正味流動資産で割ったネットネット株指数は0.56になり、ネットネット株に該当します。

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

2016年に上場した企業であるため、データ期間は短いですが、売上高は180億円程度で横ばい推移しています。

EPS(1株当たり利益)は70円前後で横ばいになっています。

正味流動資産は2018年以降伸び悩んでいます。

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

2016年のROEは10%を超えています。

BPSはまったく拡大していません。

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2016年以降、ほとんどの期間で、ネットネット指数が1.0以下で推移していました。

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は36億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は149%と低く安定性に欠けます。一方、有利子負債自己資本比率は9%です。

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

1,000円前後で推移する現在の株価は、底値圏とは言えません。

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません。

光通信が保有しており、今後の動向に注目です。

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数(時価総額/正味流動資産)が0.66以下か?OK
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?OK
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?
⑥時価総額は100億円以下か?OK
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

指標的には割安なネットネット株です。長期間ネットネット株状態が続いていることは気になりますが、下値余地の乏しい投資対象だと思います。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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