池上通信機 (6771)の銘柄紹介 ― 割安になってきた放送機器メーカーは買いか?

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株候補の1つに池上通信機 (6771)という東証1部企業があります。

この池上通信機は、ネットネット株投資家として保有対象になる銘柄でしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

池上通信機は、産業用TVカメラで世界高シェアを誇る放送用機器の大手メーカーです。

したがって、不動産業や金融業銘柄ではありません

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、現預金が30%を占めています。

負債の内訳を見ると、有利子負債は48%に達しています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は86億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.70になり、現在の株価水準ではネットネット株に該当しません。

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

売上高は減少傾向にあります。

EPS(1株当たり利益)は振れ幅が大きく、まったく伸びていません。

NCAVは微増しています。

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

好況期にはROEが7%を超えています。

BPSは長期的に見るとまったく伸びていませんが、過去10年間で区切ると2.49倍程拡大しています。

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2019年以前は、ネットネット指数が1.0以上で推移していました。

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は60億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は272%であり、有利子負債自己資本比率が41%であるため、なんとか基準をクリアしています。

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

800円台前半で推移する現在の株価は、底値圏と言えます。

出典:SBI証券

その他の特記事項

買収防衛策が導入されています。

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?OK
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?OK
⑥時価総額は100億円以下か?OK
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?OK
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?OK

現時点でネットネット株ではなく、長い間、売上高が減少傾向にありますが、直近の株価が下がり、割安度が増しています。ネットネット株水準に達した時点で、ポートフォリオに組み入れても良いかもしれません。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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