日和産業 (2055)の銘柄紹介 ― 割安な飼料メーカーは買いか?

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株の1つに日和産業(2055)という東証2部企業があります。

日和産業は、5月13日に2021年3月期の決算を発表し、売上高は前年比▼4.9%の減収、営業益は▼46.3%の減益でした。また、今期は売上高が0.3%の増収、営業利益は41.3%の増益になる見通しです。

この日和産業は、ネットネット株投資家として保有対象になる銘柄でしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

日和産業は、西日本地盤の非全農系配合飼料メーカーです。

そのため、不動産業や金融業銘柄ではありません

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、現預金が47%を占めています。

負債の内訳を見ると、有利子負債が42%に達しています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は108.7億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.61になり、現時点でネットネット株に該当します。

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

売上高は、2010年以降、伸び悩んでいます。

EPS(1株当たり利益)は下降トレンドにはありません。

また、NCAVは緩やかに拡大しています。

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

好況期でもROEは3%程度に留まっており、飼料メーカーとしての業態を考慮に入れても収益性に課題を抱えているように思えます。とはいえ、最終赤字を計上していない点は評価できます。

過去10年間でBPSは僅か1.13倍の拡大に留まっています。

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2016年以降、ほぼすべての期間にわたりネットネット株指数が0.66未満に沈んでいます。

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は66.5億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は210%有利子負債自己資本比率は24%であり、現時点で財務的な不安を感じません。

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

2018年12月や2020年3月には200円台前半に達していますが、現在は300円台前半で推移しています。

出典:SBI証券

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません

アクティビストのアンアース・インターナショナルが保有株数を増やしている点は要注目です。

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?OK
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?OK
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?
⑥時価総額は100億円以下か?OK
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?OK
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

ネットネット株ではありますが、収益性が低く、株価水準も底値にあるわけではありません。過去5年にわたり、ネットネット株指数が0.66を割り込んで推移しており、バリュートラップに陥っている可能性も否定できないため、個人的には投資対象にはなりにくい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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