SECカーボン (5304)の銘柄紹介 ― 黒鉛電極の世界トップシェアの割安株

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株候補の1つにSECカーボン(5304)という東証2部銘柄があります。

SECカーボンは、5月13日に2021年3月期の決算を発表し、売上高は昨年比▼39.4%の減収、営業益は▼78.7%の減益でした。また、今期は売上高が1.9%の増収、営業利益が▼9.1%の減益になる見通しです。

このSECカーボンは、ネットネット株投資家として、ホールドできる銘柄でしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

SECカーボンは、炭素製品大手で、アルミ製錬向け電極で世界高シェアを誇る企業です。

そのため、不動産業や金融業銘柄ではありません

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、現預金が42%を占めています。

負債の内訳を見ると、リース負債を含む有利子負債がわずか1%に留まっています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は348.8億円です。

時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.80になり、現時点ではネットネット株に該当しません。

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

売上高は振れ幅が大きいものの概ね横ばい傾向です。

EPS(1株当たり利益)も大きく変動しているものの、下降トレンドにはありません。

NCAVは2012年以降、上昇トレンドをたどっています。

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

好況期には、ROEが7%を大きく超過してくる銘柄です。

過去10年間でBPSは1.65倍に拡大しています。

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2020年以前はネットネット株指数が1.0を大きく超えて推移していました。

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は279億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は1422%ですし、有利子負債もほとんどなく、財務的にはまったく問題ありません

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

6,000円前後の水準は底値圏といえます。

出典:SBI証券

その他の特記事項

買収防衛策は導入しています。

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?OK
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?OK
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?OK
⑥時価総額は100億円以下か?
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?OK
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?OK

ネットネット株水準から脱していますが、財務基盤の安定した割安株です。ある程度の収益性もあるため、再びネットネット株水準に株価が落ち込むことがあれば買い増しを狙いたい銘柄です。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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