加藤製作所(6390)の銘柄紹介 ― 割安なクレーン大手メーカー

こんにちは、しーげる(@siegelist1)です。

ネットネット株の1つに加藤製作所(6390)という東証1部銘柄があります。

加藤製作所は、5月14日に2021年3月期の決算を発表し、売上高は昨年比▼24.9%の減収、営業益は28.1億円の赤字を計上しました。また、今期の業績見通しは開示しませんでした。

この加藤製作所は、ネットネット株投資家として、ホールドできる銘柄でしょうか?

下記の購入基準に該当するか、1つずつ確認してゆきます。

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?

加藤製作所は、建設用油圧クレーン大手メーカーです。

そのため、不動産業や金融業銘柄ではありません

②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?

当企業の流動資産の内訳を見ると、棚卸資産が45%を占めています。

負債の内訳を見ると、有利子負債は72%に達しています。

流動資産から総負債を除いたNCAV(正味流動資産)は213.7億円です。

棚卸資産が多く、有利子負債も多い企業であるため、NCAV(正味流動資産)の質は良くありませんが、時価総額をNCAVで割ったネットネット株指数(P/NCAV)は0.55になり、現時点ではネットネット株に該当します。

③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?

売上高は失速傾向です。

EPS(1株当たり利益)も2018年以降、大きく減少しています。

NCAVは2019年以降、下降トレンドをたどっています。

④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?

好況期には、ROEが7%を超えています。

過去10年間でBPSは1.66倍拡大しています。

⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?

2018年以前はネットネット株指数が1.0以上に達していました。

⑥時価総額は100億円以下か?

時価総額は116.8億円です。

⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満であるか?

流動比率は213%で大きな問題はありませんが有利子負債自己資本比率が92%と高水準です。

⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?

1,000円前後の水準は底値圏です。

出典:SBI証券

その他の特記事項

買収防衛策は導入されていません。

しかし、アクティビストの日本バリューインベスターズが保有株式を減らしている点は気がかりです。

まとめ

①不動産業・金融業銘柄に該当しないか?OK
②ネットネット株指数[時価総額/正味流動資産(NCAV)]が0.66以下か?OK
③過去10年間の売上高・EPS・NCAVが下降トレンドをたどっていないか?
④好況期のROEが7%以上あり、直近10年間でBPSが2倍近く成長しているか?OK
⑤好況期にネットネット株指数1.0を回復しているか?OK
⑥時価総額は100億円以下か?
⑦流動比率が150%以上、かつ、有利子負債自己資本比率が50%未満か?
⑧株価は過去3年の底値圏にあるか?OK

棚卸資産が多く、有利子負債が多い企業であるため、NCAV(正味流動資産)の質が良くありません。しかし、業績改善の兆候が表れた際には、大きく上昇する可能性があると考えています。したがって、主力銘柄に据えることはしませんが、引き続きホールドしておきたいと思います。

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。

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